Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

2015-01-01から1年間の記事一覧

2015年のブログから

今年は,33回ブログを書いた。更新頻度はおそらく過去最低。8月は一度も更新しなかったけれど,2005年3月に開設して以来,月更新回数ゼロは初めて。

【2015年】IT法・情報法関連書籍17選

法律書のブックレビューといえば,Business Law Journalの恒例企画が有名だけれど,ここは2015年に刊行された書籍の中から私なりに選んだ「IT法・情報法関連」を紹介したい。(12/28 14:30,2冊追記)

個人情報・パーソナルデータに関すること(20)JR東日本,有識者会議「とりまとめ」雑感

昨日から,JR東日本が「Suica」利用データの社外への提供について提供していた有識者会議の「とりまとめ」*1が話題となっている。 *1:発表は11月26日で,報告書の日付は10月となっている。http://www.jreast.co.jp/information/aas/20151126_torimatome.pdf

「証拠はある」の危険性

この仕事をしていると,依頼者の主張の裏を取る,証拠で確認することが不可欠である。 ※本記事は,【法務系Advent Calendar 2015】の企画のもとに書いたものです。もとは別のテーマで書くつもりだったところ,まとまらなかったので,一般的なテーマを差し込…

個人情報・パーソナルデータに関すること(19)「平成27年改正個人情報保護法のしくみ」

商事法務から出された「平成27年改正 個人情報保護法のしくみ」を著者のひとり,板倉さんから恵贈いただいた。

スルガ銀行vs日本IBM事件(3)PM義務総論

判例詳解シリーズ第1段のスルガ銀行vs日本IBM事件。前回に続いて第3部は「プロジェクトマネジメント義務総論」。

「アプリ法務ハンドブック」レビュー

「アプリ法務ハンドブック」(レクシスネクシス・ジャパン)を著者よりご恵贈いただいた。

スルガ銀行vs日本IBM事件(2)一審の判断

判例詳解シリーズ第1段のスルガ銀行vs日本IBM事件。前回に続いて第2部は「一審の判断」。

スルガ銀行vs日本IBM事件(1)事案の概要

当ブログの新カテゴリ,「判例詳解」。最初に取り上げる事件は,平成27年7月8日に上告棄却・不受理決定によって確定したスルガ銀行vs日本IBM事件。

個人情報・パーソナルデータに関すること(18)第三者提供にかかる記録義務

現在,参院審議中の個人情報保護法改正案には,現行法にはない新しい義務として,「第三者提供記録義務」がある。

ぼくのかんがえたさいきょうのそしょうせいど

※完全にネタです。

個人情報・パーソナルデータに関すること(17)第2回情報法制研究会シンポ(匿名加工情報)

3月28日に続いて*1,2回目の情報法制シンポが一橋講堂で開催された。時機に遅れたレポートとなってしまったが,匿名加工情報にフォーカスを当てて少しだけ報告する。 *1:http://d.hatena.ne.jp/redips/20150328/1427544249

第3回同窓会総会

一橋大学法科大学院の3回目の同窓会総会が開催された。

個人情報・パーソナルデータに関すること(16)「消去」とは

湯淺墾道先生がデジタル・フォレンジック研究会に書かれていたコラム*1を見て少しだけ整理してみる。 *1:「理事就任ご挨拶に代えて:個人情報の廃棄」https://digitalforensic.jp/2015/06/08/column365/

システム開発紛争ハンドブック(2)

前回に引き続き著書の告知・宣伝。

人工知能と著作権2.0

22日に,CRIC(著作権情報センター)主催の題記のセミナー(講師:福井健策先生)を聞いてきた。

システム開発紛争ハンドブック(1)

すでにFacebook, Twitter等ではアナウンスさせてもらっている新刊本の告知について。

訴訟の心得

話題になった時期は過ぎたかもしれないけれど,連休中に中村直人弁護士の「訴訟の心得」を読んだ。

情報法の入門書

「IT法務」という言葉が少しずつ広がっているが,その実態はよくわからない*1。 *1:自分のプロフの先頭に書いているにもかかわらず・・

母校での講演

昨日,母校LSで講演する機会をいただいた。

「介護士からプロ棋士へ」今泉健司

本屋で見つけた今泉「新」四段の本。往復の電車と昼休みだけで読み終えることができた。

個人情報・パーソナルデータに関すること(15)第1回情報法制研究会シンポ

本日,一橋講堂にて行われた題記のシンポに参加した。旬なテーマであるだけに,約300人の参加者があった(主催者発表)。

個人情報・パーソナルデータに関すること(14)匿名加工情報の第三者提供に関する疑問

だいぶ出遅れてしまったけれど,3月10日に個人情報保護法の改正条文案が公表された。

気づいたら10周年

当ブログを書き始めたのが2005年3月1日なので,いつの間にか丸10年が経過していました。 ご覧いただいている方々,どうもありがとうございます。 法律実務家には偉大なブロガーがたくさんいる中で,10年間途絶えずに生きながらえました。最近は書きたいこと…

論文がうまくかけない人へ

現役ロースクール生の答案を読んでいて感じたことを。

「さらば訴訟リスク」日経コンピュータ2015年3月5日号

題記の特集が気になったので読んでみた。

個人情報・パーソナルデータに関すること(13)第三者提供の際の「同意」って何に同意するの?

本日,ある研究会に出ているときに題記の点が気になったので調べてみた。(この問題については板倉陽一郎弁護士からもご指摘をいただきました。ありがとうございます。)(2/21 はっしーさんのコメントを受けて追記しています。)

あなたのデータ,「お金」に換えてもいいですか? 日経コンピュータ

プライバシーとパーソナルデータ活用に関する注目の書。

先手をもって指してみたい

先週日曜(2月8日)は,将棋史上空前規模のイベント「車将棋」が開催された。

インターネットの憲法学 第7章(名誉毀損・プライバシー侵害)

憲法学者・松井茂記の「インターネットの憲法学」が12年ぶりに全面改訂された。