Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

伝説の「親将ブログ」(読む将棋2022)

4月18日に発売された文春ムック「読む将棋2022」の「伝説の『親将ブログ』」で取り上げていただきました。

このブログは、2005年3月に、当時、法科大学院生だった自分が(当時は匿名で)、日常の勉強のこと、子育てのことを書こうと思って初めましたが*1、司法試験合格後に長男が将棋を覚えてからは、法律の話、弁護士の話のほか、将棋のことを書いていました。

ブログを書いていたら、将棋大会などで声をかけられることがあり、その縁で、いろいろな人と知り合うことができました。最近では、何か思いついたときにはTwitterを使うことがほとんどで、このブログの更新頻度はぐっと減りました。

昨年の終わりに、文春オンラインで将棋記事を書かれている宮田聖子(みやたさとこ)さんから連絡があり、棋士の「親」に関して取材がしたいというお話をいただきました。宮田さんは、観戦記者、将棋記者と異なり、アマチュア将棋、学生将棋にも注目されていて、毎度興味深い文章を書かれているので、大変うれしくと思いつつも「親の書いていたブログ」が文春ムック「読む将棋」のネタになるのかな、という疑問もありました。

実際に宮田さんに会ってみると、過去の膨大な(大したことない内容の)ブログのすみずみまで読んでいらっしゃって、私自身も「そんなこと書いたかな」と思うような指摘の連続でした。

この企画は、山本博志四段のお父さんが書いていたブログ「父と子の素人将棋日記」と(通称「ひろパパブログ」)、当ブログとそれぞれの取材結果を元に書かれたものです。ひろパパブログは、長男が将棋を初めてまもないころから読んでいた文字どおり「伝説」のブログですが、並べられることに大変恐縮ですし、よい記念になりました。

別館の判例ブログや、noteもやっていますが、ブログを17年以上続けてきて、こうしてメディアで取り上げられるのは初めてですが、細々と続けていると何が起こるかわからないものです。

この記事では、いくつかの当ブログのエントリーを取り上げられていますが、印象的なものの下の方でリンクを張っておきます(これらを掘り起こしてくださったのはすべて宮田さんです。)。

読む将棋2022では、「師弟」「絆」の野澤亘伸さんによる「藤井時代か、藤井世代か」のほか、棋士のインタビュー記事など、どれも読みごたえあります。ぜひ、ご覧ください。

 

高尾山で崖から落ちた話

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はじめて三軒茶屋将棋道場にいった話

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クリスマスに「羽生・深浦王位戦七番勝負の本が欲しい」といったときの話

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奨励会試験の話

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*1:当時は「はてなダイアリー」を利用していましたが、その後、現在の「はてなブログ」へ移行。