Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

TA(Teaching Assistant)

母校ロースクールの学生に対し,ボランティアで学習支援しようということになった。


特に要請されたわけではなく,まさにボランティア。一人でやっても限界があるので,同級生で東京で弁護士やっている人に何人か声をかけたところ,数名が趣旨に賛同してくれてお手伝いしてくれることになった。


というわけで,今日(9/24)は,顔合わせと何やるか,というお話しに久しぶりに大学へ。


未修者の1年生が今回の対象で,学生数は30名ほど。未修者1年目といえば,法律の勉強をやり始めて4か月くらいして最初の定期試験をなんとか乗り越えて夏休みが間もなく終わる,という状況で,おそらくまだわからないことだらけだろう。自分も当時を振り返ってみて,もう少し効率的に,無駄な心配をせず,やるべきことはあったのではないか,と思ったのが,今回のボランティアのきっかけである。


勉強のこと,司法試験のこと,就職のこと,今の実務のことなど,いろんな話をしたが,みんなとても熱心で,雰囲気が良い。自分たちのころよりも和気あいあいとしていて若々しく(実際に平均年齢も低下していると思う),悲壮感はあまり漂っていない。ただ,実際にどれだけ勉強しているのか,どれだけこの半年間で力をつけたのかはわからないのだが,今後やるからには,少しでも役に立てればと思う。


今日はおおざっぱな話しかできなかったから,「何を勉強したらよいか」的な質問に対しては,まずは「何を勉強するか」も大事だが,それよりも,とにかく「たくさん(時間を確保して)勉強する」ことが重要だという話をした。やっぱり,1日5時間勉強した人と,10時間勉強した人は,後者のほうが確実に合格確率が高くなる。やっぱりこの試験は,自己抑制,自己管理が重要だと思う。


具体的な活動は,来月から始動するが,何をどういう形式でやっていくのかは,今の仕事とのバランスもあるし,当面は試行錯誤になりそうだ。