Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

千駄ヶ谷―入品

昨日行ったばかりだというのに,どうしても今日も千駄ヶ谷に行きたいという。私は用があったので,妻に連れて行ってもらった。


本人いわく,「今日こそ初段になれる気がする」とのこと。しかも,昨日,9/23に「昇級トーナメント(1級から4級)」が開催されることを知ったので,そちらにぜひ出てみたかったようだ。


「昇級トーナメント」の仕組みは,今回初めて知ったのだが,1級から4級でトーナメント戦を行い(駒落ちあり),一定以上の成績を収めると,特別に昇級できる,というもの。普段は6連勝とか,8連勝とかしないと昇級できないわけだから,ちょっとしたボーナスステージのようなものである。


本日は,祝日ということもあり,トーナメントには32人もエントリしたらしい。その結果,準優勝(4連勝以上)でも昇級できることになったと。


トーナメントは14時から始まるとのことで,それまでは普通に対局していたのだが,


○2
●1
●2


と,イマイチ調子が出なかった。ところが,トーナメントが始まると,


1回戦 ○2
2回戦 ○1
準々決勝 ○2
準決勝 ○2


と,4連勝で一気に決勝にコマを進めた。しかも,準決勝は昇段のかかる重要な一番。なんと相手はぽっ君だったそうな。ぽっ君との初手合いで奇跡の勝利。


決勝 ○1


となり,なんとトーナメント優勝だった。この日は私が夕方に迎えに行くまではずっと放置されていたので,家族が見ていないとき,引率していないときには調子が良いのかもしれない。


ただ,長男の不満は,特に表彰式も何もなかったことのようだ。「そんなものはじめからないよ。大会じゃあるまいし。」と言ったら,「昨日の5級から9級トーナメントでは,マイクで優勝した人の名前が呼ばれたのに。」だと。


昇段後は1局だけ指したが,


○1


で,白星スタート。


これで次から大会に出るときは「有段者クラス」にエントリしなければならなくなる。将棋会館では二段の人とも手合いがつくようになる。今まで以上に厳しい戦いになりそうだ。