Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

30代の10年間

2日前に40歳になった。Facebookその他のSNSを使うようになったことと,40という節目の年齢だったこともあり,今年はFacebook/Twitter/mixi/メール/オフラインで非常に多くの人から「おめでとう」というメッセージをいただいた。


振り返ってみれば,30代の10年間のうち,前半2年間は前職でまさに激務の最中にあった。31歳の途中で,ロースクールというものができることを知り(そのときは第1回の適性試験の申し込み締め切り直前だった。),会社には一切内緒にして受験した。


ロースクールに入学したときにはすでに32歳。卒業時&司法試験&合格時は35歳。修習が終わって,弁護士登録したときにはもう37歳。一応,未修コースでの最短期間で資格を取得したことになるのだけれど,30代の半分は法曹資格の取得期間に費やされた。ロースクール入試の適性試験の頃には0歳だった長男は,私が弁護士登録をして3ヶ月後には小学校に入学している。


30歳になったばかりの自分の頭には,弁護士という仕事の選択肢などまったく存在しなかったので,今こうして,この仕事をしているというのは非常に不思議なもの。


たまたま私の場合,資格を得て,働き口も見つかったので,今のところはラッキーだったといえるが,年々司法試験の合格率や弁護士の就職状況が厳しくなったことを考えると,(何度も書いているが)今後同じ道を目指そうという人がいても,とても勧められない。


30歳の自分に,40歳の自分の姿がまったく想像できなかったように,今の自分には50歳の姿がまったく想像つかない。。