Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第3回法務系ライトニングトーク

10月29日,第3回法務系ライトニングトーク(LT)に参加した。


第2回にも参加させてもらったが,あれから2年以上。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20120801/1343749521


2年前に初めてLTを経験し,昨年は事務所旅行のイベントでも全所員・アルバイトも含めてLTを実施した。弁護士が必ずしも上手というわけではなく,短いプレゼンは案外大学生が上手だったりする。


話がそれたので戻す。前回は,初対面の人ばかりだったけれど,今回は,前回の縁をきっかけに広がった人脈や,Twitter関係などで,割と知っている方が多かった。それでも,参加者40人中,10人少々以外は初対面。残念ながら全員とはご挨拶できなかったけれど,前々から会いたいなと思っていた方々と交流をもてたのは大きな収穫だった。


自分は「特許からみたスゴいアドテク」というテーマだけ決めておいて,何かいいものを探してみようと思ったけれど,時間切れ。最後に「面白発明」を披露して誤魔化すというグズグズなプレゼンだった(なので皆さんのようにslideshareやってません。すみません。)。


5分という時間は,LTの中では比較的長い部類に入る。でも短い。やはりピンポイントなテーマに絞ってくるのがポイント。「ガチャと賭博罪」とか「ブランドのコラボレーションと誤認混同」「モジュールによる情報収集と個人情報保護」など,マニアックな論点でもよいから焦点を絞った方が聴衆に刺さるように思う。


もう一つ興味を引く類型としては,体験モノ。通常人になかなか体験できないキャリアについて語ってもらえるのはウケやすい。今回,企業内弁護士,任期付公務員の体験談が聞けたのは興味深かった。


19時に始まって,途中の歓談をはさんで,全員のプレゼンが終わると22時半。紅白歌合戦並みのボリュームになっていた。そこからさらに歓談が続き,自分の場合は,最寄駅を降りて一人反省会(↓)をしていたので,25時過ぎ帰宅。


今回,やっぱりブログは続けていくべきかなと思った。初対面の方と名刺交換していると,「Twitter見てます」「ブログ見てます(見てました)」と言われることが多かったけれど,何かネット上の住所というか,ホームポジションがあるのは話のきっかけ作りになりやすい。そういう意味では「企業法務マンサバイバル」は最強。有益かつ読ませるコンテンツを発信し続けることは大変だけれど,Twitterと違ってブログはストックになるので,ネット上のホームポジションとして適切だと思う。


もう一つ,企業内弁護士,法務部の方と話していて,外部の弁護士に対する非常に強い危機感を感じ,「企業法務マンサバイバル」ならぬ「企業法務弁護士サバイバル」が必要だなと思ったのだけれども,それはまた別のエントリで書くことにする。


最後に,このイベントを企画・運営してくれたkataxさん,takujihashizumeさんには本当に深く感謝します。会場提供に加えて手作り料理まで提供してくれたクックパッドさんにも!自分も幹事やる派なので,いつかこんな素晴らしいイベントが企画・運営できたらいいなと思うけど,やはり活気あるLTのためには若い人がやったほうがいいかな,と。