今年はあっさり負けたので,あっさりと。
小学生将棋KIDSにとっての最高峰の大会,小学生名人戦。その東京都23区予選が行われた。代表は1人。参加資格は,現5年生まで(決勝が4月以降に行われるため)。
少しずつ学年も上がってきているので,何とか代表候補の隅っこくらいにはなったと思われるし,すでに東日本大会出場を決めているライバルもいるので,本人も気合が入る。
妻,次男が今週になってインフルエンザになったので,ほぼ別室で過ごした結果,体調は万全で当日に臨んだ。
名人戦クラスは約40名だったか。私は受付の時にだけ会場に入ったので,会場内の様子はよくわからなかった。予選はいつものとおり,2勝通過,2敗失格。
(すべて本人から聞いた話)初戦,ちょっと信じられないミスで負けたために,いきなり後がなくなったが,ギリギリで予選通過。トーナメントの初戦は勝ったが,ベスト8進出をかけた戦いで,年下の子に負けて終了。。。
控室で待っていた私のところに無言で戻ってきた。戻ってきた時間,表情から,すべてを悟る。「何も言いたくない」と。
そのまま,三軒茶屋に行って宮田先生に報告。先生も,戻り時刻からすべてを察知し,「来たな,敗残兵!」と声をかけた。ぺっちゃんこにされるかと思いきや,負けた将棋を並べると,「この将棋に負けたことは全然気にしなくていい」と一言だけ(横歩取りから角交換されて,▽4五角,▲7七角と続く将棋(長男が先手))。
負けた直後に会場を後にしたので,誰が代表になったのかわからないが,トーナメント初戦から強豪のつぶし合いがあったようなので,今年も新星が誕生したのかもしれないな。
惜しいところにすら届かなかった名人戦代表の座だが,これでしばらく大会もないので,本人のやる気が続く限り,続けていってもらえばと思う。