Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第8回学年誌杯争奪将棋大会

小学生の中では,小学生名人戦,倉敷王将戦に次ぐくらいのビッグイベントが開催された。


この大会の最大の特徴は,学年別に行われること。「学年最強」を決める唯一の大会。だから全国から強豪が集まる。ただ,各学年32人(合計192人)に出場者が限定され,抽選が行われるから,「え,あの子は来てないの?」ということがしばしば起こる。今回は,三茶の仲間で,倉敷王将戦の代表者2名も落選した。わが家は幸運にも当選したので,その2人の分までがんばらなくては,という話をしていた。


昨年は,1年生として,望外の結果が出た。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20091206/1260108425


ただ,みんなの棋力がどんどん高まってレベルアップする中,今年はそう簡単にはいくまい。


予選は4人1グループで行われ,2勝した人が通過,2敗した人が失格し,2名が通過するシステムになっている。受付でチラ見した自己申告棋力欄では,有段者は長男だけなので,とりあえず大丈夫だろうと思って,会場入り。


森内九段らのあいさつに続いて,対局開始。この日は,予選から様子がおかしかった。続々と1局目が終了する中,なかなか終わらない。かなり長くかかって1局目勝利。2局目は,1局目よりもさらに時間がかかっている。ときどき周りで見ていた友だちが私の所へ来て「ちょっとヤバいかも」などと報告してくれる。


予選2局目は負け。いつかは来ることだが,大会で初めて同級生に負けるという経験だった。さらにあとがなくなった3局目,これも長くかかった。危ない将棋だったというが,ぎりぎり勝てたようで,薄氷の予選通過だった。


決勝トーナメント進出者は16人。知っている顔が,長男のいる山に集まった。予選2位通過だから,こうなってしまったのだけど。。初戦の相手は,倉敷でご挨拶させていただいた青森の子


案の定,長期戦となる。様子が気になるものの,近くで見ないようにしていた。隣の1年生では,準決勝くらいまで対局が進んでいたが,延々と続いていた。チェスクロックまで導入されても,まだまだ続く。形勢が二転三転したようで,最後は負け。


結局,長男が負けた子が他の関東強豪らを倒し,2年生優勝。本人は(私も)残念がっていたが,いい経験になった大会だった。


ひとつ嬉しかったのは,三茶でよく長男と指してくれていた4年生のおにいちゃんが学年優勝し,グランドチャンピオン大会でも上位に入ったこと。最近は別の道場で修行しているようだが,三茶勢としてがんばってくれた。


この大会は,負けた子でも,自由対局,指導対局,抽選その他多種イベントがあるため,1日中楽しめる仕組みになっている。もともと1日中予定していたのだが,長男は負けると「もう帰る」。非常にわかりやすい。


そこで,遅めの昼食を取った後,千駄ヶ谷へと向かうことにした。