Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

物への執着

小学三年生に片づけ・整理をやらせるとちょっと恐ろしい。


部屋に将棋関係の印刷物などが溢れだしたので,整理していらないものはゴミ袋に入れて捨てることにした。しばらく長男に任せて,「終わったよ」といって持ってきたゴミ袋にはかなりたくさんの紙が。


あちこちで頂いた詰将棋のプリント。本人が言うには,「一回解いたから」だが,せっかく頂いたものなのにもったいないと思う*1


各種大会に出たときのルールや大会案内。どの大会でも配られるような「千日手は先後交代」などの注意書きはどうでもよいと思うが,中には優勝した大会や,全国大会の案内など,通常手に入らないものも含まれており,もったいないと思う。


大会で頂いたプロ棋士のサイン(色紙ではないが)も。「もし,将来プロになったとして,子どもにサインしたら,その子がサインを捨てちゃったらどう思う?」と聞くと,「あ,そうか」と*2


極めつけは大会の成績表や賞状もあった。基本的に本人の意思を尊重していたが,賞状類は,ゴミ袋から戻させた。


じゃあ,どんなものを保存してあるかというと,千駄ヶ谷道場の手合いカードだったりする。私には優先順位が理解不能だ。まだ三年生には片づけは無理なのかなと。


話は変わって,先日参加した親子将棋合宿(この件はまだブログで触れていないが)の詰将棋大会の賞品でいただいた勝又先生直筆の詰将棋付き団扇。これなんかは,他所で手に入らないものだし,勝又先生がわざわざ合宿に向かうロマンスカーに届けてくれたファン垂涎の一品モノのはず。それを,「もう解けた」といって,その場で友だちに譲ってしまう感覚。こちらも私には理解不能だ。

*1:プリントを頂いた先生方には本当に申し訳ありません。

*2:ホントにサインしていただいた先生には申し訳ありません。