Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

羽生三冠と指そう&どうぶつしょうぎ

世田谷区制80周年記念行事として,羽生三冠と指して記念撮影できる,というイベントに参加した。


このイベントには,羽生三冠だけでなく,島九段,飯野七段,高野六段,加藤桃子女流王座,鈴木女流,北尾女流も参加しており,かなり豪華なゲスト陣。


こういうガチンコではない大会・イベントに参加したのは久しぶり。午前中は,低学年,高学年,中学生に分かれてのミニ大会。特にトーナメント,リーグなどもなく,全員の名前が書かれた大きめの手合いカードに,好きなだけ対局して勝数が多い人が優勝,というシンプルなもの。


高学年は32人いたが,初心者が多かったこともあり,約70分で10局も指して10連勝で優勝。研修会でお世話になっている飯野先生から詰将棋の本をいただいた。


午後には,保阪区長と羽生三冠の対談を経て,「80人一手指し」。子どもたちが順番に羽生三冠を相手に一手ずつ指して,各自が握手&記念撮影できる,というイベント。各人に与えられた考慮時間は10秒(笑

(自分の番が回ってきたときには悲惨な局面だったが,とりあえず恰好だけつけてドリャと指したら,ムムッというポーズをとってくれた図)


毎度,長男の大会・イベントに連れてこられる次男。時間つぶしに毎度苦労するが,今回は,新たな発見・体験があった。


会場の傍らに「どうぶつしょうぎコーナー」があり,やってみることになった。家でもやったことがあるが,ルールもあやしく,だいたい1局やって「もうやめる」となってしまう。


ただ,やさしいおねえさんが相手をして勝たせてくれたこともあり,「もっとやる」となった。ただ,子どもどうしではなかなか勝てない。負けたら泣くだろうなと思ったが,負けても,もう1局,もう1局と食らいつく。そうするうちに初心者の子に勝ったりして,午前中は4勝5敗(指導対局含む)で終えた。


午後には,どうぶつしょうぎ大会が開かれる。「たべっこどうぶつ」が賞品になっていて,賞品欲しさに出たいと言い出した。午後は,羽生三冠の対談や記念撮影もあるので,付き添いもできないし,そもそも大会に耐えうるほどの力もないので,無理かと思ったが,本人の思いを尊重して一人で大会に出させた。


ときどきのぞきに来てみると,しっかりと手合いカードにシールを貼ってもらいながら,泣いたりせずに指しているようだ。


成績は,勝ち3点,負け1点の勝ち点方式で多い人から上位3名に賞品が出る。私が長男の撮影を終えて向かったときには,ちょうど表彰式の場面だった。


3位,2位,1位・・と順番に名前を呼ばれて賞状と賞品を渡される。遠目からみる私の目から見て,次男は自分の名前が呼ばれるのをじっと待ち続けたが・・・呼ばれなかった。


会場で私の顔を見かけると,これまで負けまくってもがまんして指していたのに「何にももらえなかった」と泣きまくり。手合いカードを見ると,21局も指していて,7勝14敗。午前の自由・指導対局と合わせると30局。よくがんばりました。


ps 大会エントリーの際,手合いカードに自力で名前を書いたけど,ほとんど読めないので,長男が「ふりがな」欄に次男の名前を書いてあげた。返却された手合いカードには,さらに欄外に,係の方が書いた「ふりがな」の「ふりがな」。長男の字が汚すぎる・・

ps 下記写真は,大会前の北尾女流によるミニ講座。「わかる人!」の声に元気よく手を挙げる図。