Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第17回彩の国小学生将棋名人戦

今年で3年連続の参加。小学生A級(三段以上)は,昨年に続いて2度目。


今年も,埼玉県を中心に,東京,神奈川,千葉,栃木などから,よく見かける顔が集まった。A級のエントリーは25人。昨年の30人から若干減ったのは,研修会の日程と重なったからだろう。いつも見かける顔が数名いなかった。


この大会は,スイス式5回戦で行われるので,全員がガチンコで5局指せる。ただ,昨年は3勝2敗で入賞を逃したので,今年はできればもう少し上を目指したい。持ち時間は15分,切れたら1手30秒。


1局目が始まったところで,会場を出て,同じフロアにあるカフェで読書。1時間くらいたったところで,「2局目の相手はI君ですよ。そろそろ終盤に入りかけてますよ。」と教えていただく。2局目が終わると昼食なので,会場に戻る。I君は,先週のJT杯の高学年覇者で,昨年1度だけ対局したことがあるが当然ながら負けている。帰ってから棋譜を起こしてみると,200手弱の大熱戦だったが,勝利。1局目も勝っていたようなので,これで幸先のよい連勝スタートとなった。


3局目の相手は初手合い(6年生)だったが,強豪を破って連勝しているだけに油断できない。3局目が始まったところで,私はオヤジ対局を始めた。2局指して私は予定どおり連敗し,ふと長男の様子を確認すると,違う子と指している(4局目)。その相手は,これまで何度か対局しているが一度も勝ったことがない千葉の6年生。手合いカードを見ると,二人とも「○○○」となっている。


予想に反してここも勝利して,全勝同士の優勝決定戦へと移る。相手は,おなじみの4年生M君(東京)。お父さん二人並んで対局を見守る。相矢倉から,角を切るという思い切った攻めを見せたが,うまく受けられて(というか,どうやら相当な無理攻めだったようだ),ただの角銀交換に終わる。徐々に戦況が悪くなっていったので,心配症の親は退出。


その後は,互いにミスが出たりして,混戦になる。約130手の熱戦を制し,優勝した。


低学年とか,二段以下といった,棋力・学年の限定のない小学生大会で優勝したのは初めて。途中で勝った相手も,最終順位は2位,3位,4位,7位となっていて,強敵が多かった。最近は,大事な場面で負けることが多かったので,ネジを巻きなおすいいきっかけになったのではないかと思う。


ps

夕方,道場に報告兼お礼の電話を入れさせた。言葉づかいに気をつけろと言ったのだが・・


長男「あー,先生?あのさー,今日,彩の国の将棋大会で優勝しましたー」


先生「え?ゾウの国?動物園で将棋したのか?」


長男「そうじゃなくって,サイタマのサイだよ」


ps2

この大会は,ドラの穴教室主催の小島先生が中心に運営をされている。規模も適正だし,運営もスムーズだし,大会ルールも不公平感なく,かつ,毎回いい経験をさせていただける。本当に感謝。