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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

JT将棋日本シリーズ子ども大会(東京)

今日は,(野球の)日本シリーズの決着がついた日だが,(将棋の)日本シリーズも決着がつく日だった。


プロ公式戦のJT将棋日本シリーズでは,毎回子ども大会が行われ,子ども向け将棋大会では,最大規模を誇る。中でも,東京大会は,関東近辺の子を中心に,多数の子どもが集まる。今年は,なんと3600人ものエントリーがあったようで,低学年だけでも1300人くらいは参加していたと思われる(24人ひと組の予選ブロックが,ア〜ワに加えて,2ア以下も続いていた。)。


長男がこの大会に出るのは4回目。低学年の部は今年が最後だ。

(年長)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20081122/1227359941

(1年生)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20091122/1258898250

(2年生)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20101124/1290543976


いちおう,昨年の優勝者ということで,目標は「連覇」ということになるだろうが,一発勝負,10分切れ負けのトーナメントだし,最近は,どんどん強い子が現れているので,そううまくはいかない。


予選ブロックでは,特に知っている子もおらず,短時間で3連勝して,トーナメントへ。トーナメントに来ると,ときどき「見たことあるかな」という子と当たったが,あまり危ない場面はなかった(らしい)。


いつ頃からだろうか,私は,大会への引率には来ても,長男の対局をほとんど見なくなった。見てもわからない,ということもあるだろうけれど,結局は,自分の気が小さいだけかもしれない。


ヤマは,ベスト4のところで来た。相手は,同じ道場に通う神奈川の同級生。社団戦のチームメイトでもあるし,これまで,何十,何百と指して,互いに手の内を知っている。相当数,負けたこともある相手。ウロウロと対局場の周りを歩くこと約20分,知り合いのお父さんが「勝ちましたよ」と教えてくれた。


決勝の相手は,てっきり,同じ東京の3年生S君が来ると思っていたら(彼と対局したことは2度だけだけれど,一度も勝ったことがない。),神奈川の2年生M君が,準決勝でS君を破った。彼とは初手合いとなる。


昨年に引き続いて,決勝へ。解説は豊川七段,聞き手は上田女王。この対局はステージ上で行われるので,私は棋譜をとっていたが,ほとんどいいところなく敗れた。最後に負けて終わる,しかも,完敗で終わるというのは,本人としても相当,悔しかったようで,帰宅中も終始憮然としていた。大きな大会で,年下の子に負けたのも初めてのこと。


それでも,こんな立派な舞台に2度も立たせてもらえたというだけで,すごく幸運だし,今年は,同じ小学校の友だちも何人か参加していて,友だちの前でもいいところを見せられたのは,よかっただろう(普段は,ただ「将棋やってるヤツ」くらいの認識だろうから)。


年内は,まだ大会が続く(彩の国,マグロ,U18)。


<追記>

帰宅後,夕食を食べているときに,宮田先生から電話があった。途中で道場に電話したのだが,ちょうど先生が不在だったため,かけ直していただいたようだ。大会前,先生には「最低でも準優勝。そうでなかったら●●」と言われていた。さっそく長男に変わると,


「うん,準優勝だったー」


「2年生に負けた」「・・・」「中学じゃなくて小学の2年生」


「そんじゃーね,バイバイ」


会話の内容はこれでだいたい想像つくが,師匠に対する口の利き方が最低だ。これは親の責任だな・・