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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第10回全国小学生倉敷王将戦東京都予選

夏に倉敷で行われる全国大会。東京都の代表を賭けて戦ったが,残念ながら負けてしまった。


昨年は,2年生ながら幸運,勝負のアヤもあって,代表になることができ,全国大会でも望外の結果を得ることができた。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20100620/1277041366
http://d.hatena.ne.jp/redips/20100807


しかし,決勝戦で負けてしまったということもあり,今年の各種大会では一番目標にしていた大会であった。


低学年から代表2人が選考される。昨年代表になったからといって,東京は決して甘くない。というか,最近の将棋に対する取り組み方を見ていると,何となく今日の結果が予想された。


昨年より参加者は若干増えて,低学年は27名。2勝通過,2敗失格の予選を行った後,2つのトーナメントをつくって,各頂点が代表となる。


予選の初戦はいきなり,ライバルO君。昨年は,この二人で倉敷に行ったし,JT東京大会の決勝の舞台を戦った二人でもある。予選は1敗まで許されるとはいえ,よりにもよって,という感じ。


低学年の予選は,早いと3分くらいで決着がつく。長男とO君の戦いは案の定,かなり長引いた結果,長男勝ち。2局目も勝って決勝トーナメントへ。3つ勝てば代表。このトーナメントには,小学校名人戦の23区予選で代表となったS君と,先ほどのO君も入ってしまい,大激戦区となる。


そしてトーナメント初戦はS君。同じ学年とはいえ,これが初手合い。中盤までは優勢に進めていたらしいが,負け。


12月のJTチャンピオン戦から,小学館学年誌杯,名人戦予選と,今日の倉敷予選まで,「勝ちたいところ」「勝つべきところ」での負けが続く。長男に聞いてみると,対局中も「負けたら嫌だな」ということを考えることが多かったらしい。8歳なりにプレッシャーを感じたのだろう。そして,もちろん,全体的にレベルが高くなっている。


昨年は,東京・神奈川の代表合計8人中5人を三軒茶屋の子どもたちが占めたが,今年は,その5人全員が代表を逃した(ひとりは転校)。その代り,神奈川では高学年,低学年からそれぞれまた三軒茶屋から新たな代表が出た。


強くなるにつれ,学年が上がるにつれ,大会は「楽しい」ものから「苦しい」「つらい」ものになる,という話を聞いたことがある。今日の負けは,「今までで一番くやしい」かったそうだが,この先も続けるのであれば,これからずっとそういう思いを繰り返すんだろうな。