Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

倉敷予選追伸

いくつか昨日書こうと思ったけど忘れてしまったことについて。


(その1)
同じ3年生のライバルのO君。それほど会う機会はないけれど,とてもいい子で,いつも応援している。今年はO君は1年生の弟と低学年の部に兄弟で参加した。O君のお父さんには,受付前に「6番引かないでよ(笑」(長男が5番を引いていたので,初戦からあたってしまう)と伝えたら,見事に,2人分(4番と6番)を引いた。


O君のお父さんは,二人の息子を前に,「どっちがいい?」と聞く。もちろん,6番のカードを選べば,初戦からうちの長男とあたることは伝えての上で。


O君は,そこで迷わず6番を選ぶ。やっぱり男だなー。予選で一敗までは許されるとはいえ,どちらかが負ける状況は辛いはず。でも,弟のことも配慮して,お兄ちゃんは戦う。ますますO君を応援したくなった。


(その2)
長男が負けたとき,友だちや,引率のパパから声をかけていただいた。本当にありがたいことだ。三茶の道場に報告に行く途中,中学生のお兄ちゃんに偶然会ったとき,やさしく「残念だったけど,がんばろうな」と声をかけてくれたときは私が泣きそうになった。


みんな勝った時の喜びを知っているが,それ以上に負けたときの悔しさも知っている。将棋を覚えて私が学んだのは,1対1の個人戦でありながら,実に清々しく,ライバルや仲間を大切にする気持ち。


(その3)
帰りに「ちゃんと先生に報告しろよ」といったが,どうも先生に会わせる顔がないらしく,嫌がった。道場に着くと,おもむろに「これで(飛車落ちで)負けたらもう引退な」と言われて指導が始まった。いいところなく負けて引退が決定(笑)。結局「もうあと半年だけだぞ」と猶予をいただいた。