中国自動車道で，フェラーリなどの高級外車14台が絡む事故が発生したという。
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/news/20111205-OYT8T00163.htm?from=popin
山口県警高速隊などによると、１４台のうち８台がフェラーリ、１台はランボルギーニ、３台はベンツ。残る２台はトヨタ車だった。このうちベンツ１台は、対向車線を走行中で、飛んできた壊れた部品などが当たったという。
当然ながら，偶然多数のフェラーリが走っていたということはなく，翌日の記事では，オーナーズクラブなどのオフラインミーティングだったことが書かれていた。
今から約20年前，CAR & DRIVER誌で，ホンダ・ビートのオーナーズクラブが地元にもあるということを知った私（当時大学生）は，さっそく入会を申し込んで，それ以降，就職して地元を離れるまでの3年近く，ほぼ毎月ツーリングに行った。少ないときでも5,6台，多いときには，20台くらい連れ立って走ったと思う。
同じクルマで，しかも小さなオープンカーが並んで走るという光景は，周りからの注目度はバツグンで，当時若かった自分だけでなく，いい大人のオーナーも浮かれやすくなる。当時，携帯電話はほとんどの人が持っておらず，はぐれると面倒だ，ということもあって，信号の変わり際など，多少の無理をしてしまいがち。
最悪なのはメンバー同士の事故。クラブの存続も怪しくなる。そんなわけで，当時のクラブでは，相当，安全運転を心がけていたように思う。普段は飛ばす人でも，ツーリングでは比較的おとなしかった。幸い，事故は一回もなかったかと思う。
・・と，冒頭の記事を読んで，ずっと昔のツーリングクラブの話を思い出した。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111205-OYT1T01111.htm?from=main2
山口県下関市の中国自動車道で４日に発生した高級スポーツカーなど１４台が絡んだ事故で、発端となる事故を起こした福岡県筑紫野市の自営業男性（６０）が山口県警に対し「スピードを出していてハンドル操作を誤った」と説明していることが５日わかった。
とあるから，注目を浴びたのか，メンバー同士でバトルしたくなったのか，理由はわからないが，相当テンションが上がっていたことは容易に想像がつく。
その代償はあまりにも大きい。
