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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第35回三浦三崎マグロ争奪将棋大会(親子参加)

昨年に引き続き,マグロ大会に参加。


長男は小学生の部。昨年は,関東強豪勢ぞろいの様相だったが,組合せの運もよく,準優勝という望外の結果を得た。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20101206/1291581853


今年は,会場で見渡した感じでは,昨年ほど強豪が集まったわけではなさそうだ。小学生の部の参加者は42人。昨年はスイス式5回戦だったが,今年は2勝通過,2敗失格の予選の後,通過者によるトーナメントが行われるようになった。


長男の受付を済ませたところで,私の居場所をどこにしようかと考えたが,フラフラと大人の部の受付に並んで2500円支払って参戦。大人は,A級(四段以上),B級(三段,二段),C級(初段以下)に分かれる。ただし,この大会は,賞品のマグロ狙いのため,過少申告する人が多いと聞く。4級,しかも人生初の将棋大会参加の私でどこまで勝負になるか。


開会式の後,長男と別れて,私はC級の会場へ。「ひらけ駒」の「菊池母」の気持ちがわかるほど,なんだか緊張してくる。初戦の相手は,柔道部員のような強そうな若者。C級は持ち時間10分,切れたら30秒。


中盤で劣勢になり,そのまま何かを血迷って,致命的な悪手を3連発くらい出して,あっという間の投了。C級会場で最初に投了したのではないかと思われるほど。私の残り時間は約4分,相手の消費時間は約8分。「時間を残して負けるなんてだめだろう」と長男にエラそうな口を聞いていた私の面目丸つぶれ。


次の相手は,中学生くらいの子。中盤,はっきり優勢になり,「これはもらった」と勝利を確信。しかし,相手の攻めの面倒を見ているうちに,あれよあれよと形勢不明に。そこへきて,秒読み。20秒過ぎたあたりからパニック。しかも相手の持ち時間のときは頭が真っ白。法廷やプレゼンでもあり得ないほどテンパってきた。秒読みからかなり長く続いたが,お約束の大逆転負け。


2敗で失格なので,はるばる三崎まで来て,午前中で終了。残念賞を狙ったくじ引きでもはずれを引いて,参加賞のワカメのみ。


さて,小学生の会場を見に行ったら,予選2局目を負けたらしい。相手は知らない子だった。1敗まではできるが,ちょっと予想外。予選3局目,トーナメント進出をかけて,千葉のkeiさんちの三男くんと初手合い。辛くも勝利で午後のトーナメントへ。


トーナメント進出者は21人。1回戦シードの後,2回戦の相手は,先日のJT杯低学年の部,決勝で負けた相手だった。ここで負けると苦手意識が出そうなので,がんばれよ,と背中を押す。相手の猛攻をうまくかわして,リベンジを果たす。


そこから先はよく覚えていないが,準決勝で,これまた先日のJT杯高学年覇者とあたる。先週の彩の国では,こちらが金星を挙げているだけに,期するものがあるだろう。先週とは先後が違ったようだが,相矢倉から似たような形になったが,負けた(結局,彼が優勝)。


この大会は,順位によって賞品のマグロの大きさが変わるので,3位決定戦が行われる。ちなみに,準々決勝で負けた4人でも,5-8位決定戦が行われるが,賞品が7位までしかない,ということで,8位になった子はかわいそうだなと思った。3位決定戦の相手は,最近北海道から転居し,三軒茶屋に顔を出すようになった子。ここは粘り勝ちで,3位確保。


3位の賞品。昨年買った,冷凍用包丁を1年ぶりに使った。


親子の棋力の差は歴然だが,賞品の差はさらに歴然。しかし,将棋大会というのは,普段使わない脳みそを使うので,しんどい。よくこんな大変なことを毎週のように喜んでやるものだ。


さっそく,翌日,道場で切り分けしたマグロブロックを手に,先生に結果報告すると,ひとこと


「弱っ」


だったそうだ。


LPSAのサイトでの大会レポート

http://joshi-shogi.com/event/ama/35th_miuramisaki.html

(偶然だが,私も長男も対局中の様子が写ってる)