将棋の戦法,作戦の分類方法はいろいろあるが,一つには「急戦」と「持久戦」という分け方がある。
前者は玉を十分に囲わないまま,互いに攻撃をし合うもの。後者は文字どおりじっくり囲ってから戦うもの。
これは漢字を見れば,素人でも内容が想像できるが,音だけで識別する小さな子どもには最初よくわからない。
長男が将棋を始めたころ,「キューセン」と「ジキューセン」という言葉を知って,「ジ」がつくとゆっくり戦うものだ,と理解した。
ただ,その後,「超急戦」(チョーキューセン)というものが存在することを知って,混乱する。「ジ」ではなく「チョー」が付くと,「キューセン」よりも早く戦いに突入する,と。関係ないが,本日の棋王戦第2局も,後手ゴキゲン中飛車で5八金右からの超急戦が展開された。
日本語は難しい。