1時間ちょっとで全部読めてしまう新刊の将棋勉強法指南書。
何とかして初段くらいになりたい・・と思っている私としては,思わず手に取ってしまったが,
- 作者: 浦野真彦
- 出版社/メーカー: 白夜書房
- 発売日: 2011/01/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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内容は,正直なところちょっと物足りない。しかし,世の中にあふれる棋力向上に関するマテリアルが丁寧にまとめられていることは明らかで,私の期待の仕方が悪かったのだろう。将棋道場で対局するまでの流れなどの説明もあって,「将棋を始めたばかり」という方にはオススメ。棋譜並べのやり方が,浦野先生の実演写真とともに紹介されているところなどは微笑ましい。
ここで参考になったのは「勉強ノート」。やっぱり,上達を目指すには,その記録をつけることが一番だというのは,どんな分野にも共通する。(私はともかくとして)息子に勧めてみよう。
関西将棋会館道場の有段者へのアンケートによれば,初段になるまでの期間は,99人中,14人が1年以下だったのに対し,他方で47人が10年以上と答えている。また,以前少し紹介した松山将棋センターの児島先生によると,子どもたちが初段になるのに教室に通った時間の合計は600〜1000時間だという。
この数字を見る限りは,初段というのはまだまだ道のりが長そうだ(口ばかりで全然鍛錬していないので)。