この大会には,低学年の部,高学年の部,それぞれ64人の「選手」が参加する。
基本的に各都道府県から一人。東京をはじめとする首都圏や,大阪など,人口が多い都道府県からは二人。そして,開催地の倉敷市からは特別枠が与えられる。なぜか青森県のおいらせ町からも(青森県代表とは別に)枠がある(倉敷と姉妹都市か何かだろうか)。
参加前に,大会事務局から送られてきた参加者名簿を見ると,やはり3年生が大半を占めており,46人。続いて,2年生13人。1年生が5人いるが,予選の行われた時期を考えると,これはかなりすごいこと。他方,高学年は,割と4−6年生がばらついている。
過去の優勝者を見ても,高学年は必ずしも6年生が優勝しているわけではなく,4年生の優勝もある。他方,低学年はおそらく3年生しか優勝していない。昨年も,1,2年生がたくさん参加していたが,1位から20位くらいまで3年生が独占していた。やはり低学年における1年の差は相当大きい。
将棋を始める年齢はだいたい早くても5歳くらいなので,低学年の部では経験年数は長くて3年程度。上達の早い人は1年で初段になるといわれるが,さすがに5,6歳では1年でそういうレベルに達するのは難しい。勝手な予想だが,低学年の代表レベルでは,有段者と級位者が半々ぐらいではなかろうか。とはいえ,級位者といえども,初段に片足を突っ込むくらいなので,有段者に勝つこともありうるレベル。
そんな中,関西の連盟道場で四段で指す兵庫県代表M君(3年生,関西研修会)は別格ではないだろうか。先日のJT中国大会低学年の部決勝では,わずか30手少々で相手を破って優勝している。昨年の小学館学年誌杯では,2年生の部で優勝し,グランドチャンピオン大会でも5年生を破る活躍。優勝候補の筆頭だろう。
ほかには,埼玉県代表のK君(3年生)がいる。小島先生の教室で常に猛者と揉まれており,三段くらいの力はあるだろう。6月の教室対抗戦では,長男はK君に敗れた。
同じ東京代表のO君(2年生)も強い。羽生名人が少年時代に腕を磨いたという八王子道場で,二段から三段の実力。昨年のJT東京大会低学年の部ベスト4。
強豪分析(競合分析?)をしようと思ったけれど,これぐらいの情報しかないので,とりあえずここまで。
まもなく受付が始まる。