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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

修習で思ったこと(3)

今回は第3回目,集合修習について。


参考までに,これまでのトピックは,こんな感じ。


#1 修習期間に関して(12月17日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20081217/1229522269

#2 実務修習に関して(12月27日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20081227/1230385555


新修習における集合修習は,東京修習の場合には,実務修習を8か月終えたのち,約2か月間にわたって埼玉県和光市司法研修所で行われる。


その内容は起案(1日7時間ぐらい答案を書き続けるもの)か,その講評・講義であるが,一部,模擬裁判のようなものもある。起案の内容は,来たるべき二回試験司法研修所の卒業試験)と同形式であり,その解説では「こう書いてはいけない」「資料の中のこのページに着目せよ」などと言われる。それを2か月間と繰り返すので,二回試験の予備校みたいな感じである。


集合修習になると,修習も残り4カ月を切り,二回試験の足音も近付いてくる。近頃は「落ちる落ちる」と,教官をはじめ,マスコミも含めて各所から脅しをかけられるので,非常に嫌な気分にさせられる。そんなわけで,そろそろエンジンをかけて勉強をしなくちゃ,と思っても,結局まったくエンジンのかからぬまま(和光にいる時間以外は勉強しないまま)2か月が過ぎた。結果論からいえば,今ここにこうしていられるわけだから,それでよかったということになる。


そんなわけで,ちょうどその時期は暑い時期で,和光までの往復も時間がかかったことから,交友関係が拡大・深化したことを除けば,あまりいい思い出がない。