Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

新司法試験択一挑戦

先日,新司法試験の択一合格が発表されていた。問題も,正解も公開されているので,択一部分のみではあるが,友人数人と時間を決めて本番さながらで実施した。


今回,発表があるまで,足切りをくらわないラインは「各科目で40%以上」だと思っていたので,「各科目で40%以上」かつ「合計で60%以上」という基準だと知って少々驚いた。


現時点で,これといって択一の勉強はあまりしていないが,果たして今後,どれぐらい力を入れるべきなのか,現時点でどれぐらいの位置につけることができるのか,といったことを知るためにも,今回1日かけて解いてみた甲斐はあった。


試験時間だけで合計5時間30分。本番では,それに続いて論文が3日間。かなりの長丁場である。採点を終えてみて,細かいところの分析はまだだが,大雑把な感想を思いつくままに挙げると,

  • 思ったより時間が足りなくなることはないが,のんびりやってるわけにはいかない
  • 暑さ,寒さ対策は万全すぎるぐらいやっておくべき
  • 会社法行政法,刑訴など,現行の択一試験になかった科目は比較的難易度が低いと感じた
  • 現行科目では,刑法が現行と比べてだいぶ簡単だと思った(春休みに刑法だけは過去問をやった成果が出た)
  • 一方で,憲法民法は,知識の正確さが要求されるから,まとまった時間をかけて勉強する必要がありそう
  • 親族相続法,商法総則・商行為法,行政組織法など,あまりロースクールでじっくりやってない科目をある程度あきらめて他へ注力するか,択一用の対策をじっくり立てるかどうかは悩ましい(効率面では疑問)