Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

四耐

夏休みの模擬裁判がひととおり終了したことから,順に本年度の新司法試験論文問題に挑戦することにした。


できるだけ臨場感を出すために,数人で,時間を決めて実際に答案を作成したが,本日の科目は試験時間が4時間であった。いまだかつて,一科目でこれだけ長い時間の試験を受けたことはない。


4時間という時間がどれぐらいに感じられるものか,肉体的・精神的疲労はどんなものか,最後までボールペンで字を書くことができるのか,そしてもちろん,来年受けるにあたって,どのくらい手ごたえを感じられるかなど,多くの点を検証できた。


しかし,4時間,というのは想像以上に長いし,疲れる。新幹線なら東京から広島の手前まで行けてしまう。3時間を超えたあたりから,集中力が欠けてきて,目の周りをカラフルな蝶々が舞う幻視(?)がときおり感じられる。4時間で都合13枚の答案を書いたが,腕の力はなんとかギリギリもったという感じ。本番は,択一も含め,4日で20時間以上だし,緊張感は今日の1万倍ぐらいありそうだから,もっと疲れるだろう。