3月頃に,現行択一刑法の過去問を集中的にやった時期があった。
それ以来,択一刑法に関しては特別に択一用の勉強をしていなかったが,11月頃から少しずつ年度別にもう一度やってみることにした。半年以上も経つと,確かにやったはずなのに,はじめてみるような感覚である。
まだ9年分,180問しか解いてない段階で結果を比較してみて唖然とした。なんと,前回やったときに間違えたのに今回正解した問題が,21問あるのに対し,前回できたのに今回間違えてしまった問題が20問ある。残りは,前回・今回ともに正解したか,前回も今回も間違えた問題である。
こうしてみると,8ヶ月たってみても正答率はほとんど変動ないのであるから,成長してないということである。まあ,確かに,択一刑法向けの勉強をしていないのだから,知識や技術が退化していないだけマシとみるべきかもしれないが。
ただ,現行の問題と比べて,新司法試験の短答刑法は,格段に解きやすいし,他の科目と比べて得点を取りやすい印象がある。そう考えると,少なくとも刑法に関しては現状を維持しつつ,他の科目に力を注いだほうがよいかもしれない。