Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

法律英語はあるけれど

法律英語は,以前は,かなり厳しい科目だ,と書いたが,なかなか面白い。


内容はこれまでのところ,契約書のドラフティングにおける作法のような話が中心である。近々,学生も実際に英文契約の内容を検討したり,ドラフティングをしたりする。


というわけで,もっとも実践的な科目なのだが,ふと不思議に思ったのは,日本語の契約については,今のカリキュラム上,同じような機会が用意されていないことである。以前から仕事上,さまざまな契約(主に請負,準委任)に接する機会があったが,もちろん今のような法律知識がないままに見たり書いたりしていたから,今,そういう科目があれば,興味を持って望めるのになあ,と思う。


そういえば,以前,法科大学院認証評価委員会の方がヒアリングに来られたとき(http://d.hatena.ne.jp/redips/20051110),本学のカリキュラムで「法律英語」というものが特徴的だ(特に必修である点)と,委員の方が感心していた。