Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

2014年のブログから

今年は本エントリを入れて43回ブログを更新した(別館の判例ブログも同じくらいの頻度)。こちらのほうはかつてと比べるとだいぶPVが減ってしまったけれど,比較的古いエントリへのアクセスが続いている。


2014年中のPV数が多かった順に紹介する。ベスト10のうち,今年書いたものは6件。特徴としては,息の長いのは,契約書の文言などの解説系。これは自然検索から流入してくる。他には,ロースクール,司法試験,弁護士のキャリアといったテーマのもの。あまり時事ネタは多くない。将棋の話はほとんど書かなくなったので,今回のベスト10にはひとつも入っていない。

10位 弁護士の仕事は本当は楽しい(2014年6月18日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20140618/1403096877

法曹志願者の激減を受けて,業界アピール目的で書いたもの。あくまで私の実感として。

9位 情報システム開発プロジェクトの成功率は75%(2014年10月25日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20141025/1414202319

日経コンピュータのアンケート結果より。6年前と比べてあまりに大きな違いが出ているが,その実感はない。

8位 今年の合格者が減ったのは単純に受験生総数が減ったからだけではないか(2014年9月27日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20140927/1411807359

法科大学院,司法試験に関する報道は,あまりにもデータを表層的にしかとらえていないことが多い。

7位 映像センサー使用大規模実証実験検討委員会報告書(2014年11月3日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20141103/1415000716

10大ニュースでも書いたNICTの実験に関する報告書の概要紹介。委員のメンバーの方にもツイートで紹介してもらったりした。

6位 社会人からロースクールへ進むというキャリア(4)(2012年1月12日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20120112/1326379220

この数年でロースクール進学,法曹への進路の道は大きく変わってきている。3年前に書いたエントリも,今読み返すと古さを感じるので要注意。

5位 システム開発契約における「瑕疵」の解釈・定義(2012年10月23日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20121023/1350925818

この種の基本的事項を解説したエントリは,自然検索でよく出てくるらしく,古いエントリながらも常にアクセス数が多い。

4位 法科大学院・法曹はキャリアチェンジのルートとしてどうなの?(2014年9月7日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20140907/1410079372

8位,6位で紹介したエントリと一連のもの。法科大学院発足以来,一貫して入学者が減り続けている上に,社会人出身者らの割合はさらに低下している。最近の私は,だからやめたほうがよいというのではなく,むしろ本当になりたい人にとってはチャンスが来ていると考えている。

3位 2014年司法試験合格発表に寄せて(2014年9月15日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20140915/1410769231

この種のエントリはだいたいアクセス数が増える。

2位 著作権帰属に関する契約書の記載方法(2011年12月20日

http://d.hatena.ne.jp/redips/20111220/1324310617

これも5位のエントリと同様の系統。モデル契約の解説が中心となっている。

1位 「賠償額は委託料を上限とする」という責任限定条項の解釈【法務系Tips Advent Calendar 2013】(2013年12月16日)

http://d.hatena.ne.jp/redips/20131216/1387148768

昨年のAdvent Calenderに書いたエントリが,今年になってもっとも多数のアクセスがあった(2位のエントリの2倍以上のアクセス)。これは多段階契約と呼ばれるフェーズごとに契約を区切るシステム開発の契約形態において,責任限定条項がどのように作用するのかということを書いたもの。Advent Calenderから流入したというよりはこれも自然検索で辿りついた人が多いようだ。


来年3月には当ブログ開設10周年を迎える。できれば週1くらいでの更新を続けていきたい。