Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

2017年を振り返って

年末恒例の「1年を振り返る」エントリがギリギリになってしまった。


昨年末のエントリを読んでみたけれど,その時点では想像できなかった状況になっている。


12月1日に,新生CITY LIGHTS LAWを立ち上げることになった。ようやく1か月たったわけだけれど,感覚的にはもう相当長いことやっているように感じるほど,中身の濃い1か月だった。


事務所を辞めるというのは,長く務めれば務めるほどエネルギーが必要で,ここまで漕ぎつけるにはいろいろなことがあった。しかし,結果的に,水野・平林・倉崎・塩野入というメンバーと出会ったことで,自分にとっては最高の環境でこの年を締めくくることができた。



それぞれの弁護士が,それぞれの世界で活動しているので,まだ普段の仕事の接点は少ないけれど,小さなオフィスにはパーティションも個室もないので,会話・雑談も多い。来年は,一緒に仕事をするケースも増えるだろう。


事務所を辞めてもついてきてくれたクライアントは,非常に勇気づけられた。大変ありがたいことに,独立直後から仕事にあふれそうな日々を過ごしているわけだけれど,これから長い時間をかけてしっかりと恩返しをしていきたいと思う。


そんな中,昨日,経文緯武さんのブログ「どうした巨神兵!」というエントリが飛び込んできた。これはかなり考えさせられる。

http://tokyo.way-nifty.com/blog/2017/12/post-a876.html


特に,自分は,弁護士10年目に突入し,「中堅」と呼ばれる世代に入ってきているので,

あまりにも案件が増え、また、メールも最早個人が読む量をはるかに越えてきてしまうと、依頼者が相談をしようとメールを送っても読んでもらえないとか、なんとか連絡が取れても、次の対応が遅れがちになるとか、ぞんざいになるということが起こってきます。

というくだりにはドキッとさせられた。むしろ,自分の今回の独立は,放っておくとこうなってしまいかねないという危機感がきっかけだったことに気づかされた。


昨年,社外監査役5社は多すぎるかも,ということを書いたけれど,そういいながら現在6社になった。今年は,社外監査役としても,実にいろんな出来事があったけれど,これもまた日々の弁護士業務や,他社の監査役業務に貴重な経験値を得ることができた*1


以上,とりとめもないことを書いてきたけれど,今年もブログの更新頻度はかなり少なく,おそらく過去最低の23回にとどまった(昨年は28回)。判例ブログのほうも,かなりサボってしまって,17件(昨年は23件)だけにとどまる。せっかく13年近く続けてきたブログなので,忘れられないように更新していこうと思う。

*1:かなり古い記事だけど,磯崎さんのブログから「監査役にはどんな要件が必要とされるのか」http://www.tez.com/blog/archives/000110.html を改めて読み返してみた。