Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

読書月間

わが家はともに帰りが遅いため,子どもの宿題,持ち物のケアが十分行き届かない。


12月1日水曜日の朝。8:00ちょっと前。一日のうち,もっとも慌ただしい時間帯。ようやく着替えを済ませた長男が,おもむろに本棚から一冊の本を取り出して読み始める。何度も読んだことがある「エルマーの冒険」である。


この忙しいときに何やってるんだ,と思いつつ,数分後には何やら見慣れないA3サイズの厚手の色紙に何か書いているところを発見。


それを取り上げてみると,読書月間(11月)の読書記録カードであった。


11月は読書月間ということで,各自20冊を達成すると,「特製のしおり」がもらえるとのこと。読んだ書名を書くリストには,たった今,読んだ(ことになっている)「エルマーの冒険」が1冊書いてあるだけ。ゼロ冊ではあまりにも形がつかないということで,無理やり書きこんだことは明らか。そのほか,印象に残った一冊を取り上げて読書感想文を書く欄(せいぜい20行くらい)も当然空欄。「保護者からの一言」も空欄。提出日は,12月1日,すなわちこの日。


とりあえず,そんなインチキの一冊を消させて,雷を落としつつ,空欄のまま学校へ行かせた。「保護者からの一言」には,何と書いてよいやらわからず,「残念です。12月には読ませます。」のみ。


後日,学校から送られてきた便りには,2年生は平均で20数冊読んだとのこと。


これは「将棋バカ」が原因というよりは,学校の宿題をなめているとしか思えない。というより,まだ2年生だってことを考えると,もう少し親の方も宿題とか提出物のケアをすべきだったのか・・と反省。


さしあたり,12月はわが家のみ「リカバリ月間」ということで,せっせと図書館から借りてきた本を読んでいるところである。