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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第15回彩の国小中学生名人戦

浦和で開催された題記の大会に参加した。


この大会は,将棋連盟のさいたま支部で主催する大きな大会。ただし,県外からも参加ができる。長男が参加したのはB級(二段から2級)。全部で37人が参加しており,スイス式5回戦で行われた。


スイス式の場合,序盤で負けてしまうと不利なので,最初のうちは何とか勝たないかな,と思って見ていた。


一局目は○。本人いわく,大逆転とのこと。後で,棋譜を並べて見せてくれたが,私には劣勢だったかどうかよくわからなかった。


二局目の相手は女の子。かなり対局時間が長い。私は近くで見ていなかったが,友だちが何度か見に行ってくれて,「7:3くらいで勝ってる」「もう最終盤」などと説明してくれたが,その後も,長丁場が続く。このままいくと,昼の休憩時間が取れなくなるんじゃないか,というぐらい互いに長考が続いたようだ。結果は●。上位進出は困難に。


三局目,四局目は○○と続いて,3勝1敗。最後の一局に勝てば入賞の可能性が高い。


しかし,五局目,中学生を相手に●。3勝2敗で終わった。


さすがにB級。楽には勝たせてもらえない。


上位8位までが入賞。5勝0敗1人と,4勝1敗が6人だったので,3勝2敗のうち1人が8位として入賞できる。2局目で負けた女の子が優勝したことや,そのほかの相手もだいたいみんな好成績だったので,スイス式の計算の結果,たまたま長男が8位に滑り込んだ。


そのことも上機嫌にさせた原因であるが,最後に指導対局で豊川七段の指導を受けられたのが幸運だった。たまたま最後の指導の組で,二枚落ちで勝たせてもらった後,「お父さん,もう少し時間ありますか? なら,(この子と)平手でやってみよう」と,特別対局の機会まで頂いた。


戦形を見ていたら,向かい飛車。長男が向かい飛車をやるところはほとんど見たことがないので,後になって「なんで,あのとき向かい飛車にしたの?」と聞いたら,「あんまり得意じゃないから教えてもらおうと思った」などという。ちょっと違うんだよなあ。どうせなら得意な戦形で教わったらよかったのに。


豊川先生は,ネットの解説などで,わかりやすくて面白いという印象を持っていたが,実際に指導を受けると,大変やさしくて楽しい先生であった。


追記:埼玉県支部のページを見たら,さっそく結果がアップされていた。同じ道場の子が,A級中学生の部,A級小学生の部,それぞれ入賞していた。