まただいぶ間隔が開いてしまったが,続き。
これまでについては,以下を参考にしていただきたい。
その(7)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090814/1250259148
その(6)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090810/1249907780
その(5)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090726/1248613492
その(4)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090721/1248187670
その(3)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090718/1247927278
その(2)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090716/1247756377
その(1)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090715/1247585905
「目標設定」フェーズにめどが立ったら or 行き詰ったら,次は「調査」のフェーズである。
ここでの調査の目的は,先に立てた「目標」について,詳しく知ることにあり,その結果,場合によっては「目標設定」フェーズに戻って,目標を見直していく,というところにある。
詳しく知る,とは,これまでも述べてきたように,「M&Aがやりたい」と思った人については,「M&Aにおける弁護士の役割にはどういうものがあるか」ということなどを知ることだし,「倒産・再生がやりたい」と思った人については,「当該分野に強い弁護士,事務所にはどういうところがあるか」とか,「最近の倒産・再生のトピックには何があるか」ということなどを知ることである。ここをよく考えずに飛び込むと,「底が浅い」と思われる危険がある。
調査の視点には二つあると思う。
一つは,需要側の視点。これは重要なことで,マーケットの状況を知ることである。つまり,そのサービスには需要があるのか,今後はどうなっていくのか,ということを知ること。
もう一つは,供給側の視点。言い換えると,自分の師匠,競合を知ることである。つまり,そのサービスは誰が提供しているのか,ということを知ること。
需要側については,簡単に調べればよいと思う。まったく新規のマーケットを開拓する場合を別として,一人の新人が,一生懸命マーケットを調べても,限界はあるし,すぐに生きるということはない。可能ならば,顧客側からの生の情報を得たいところだ。企業の担当者,弁護士を使ったことがある人,など。
次に,供給側の視点についてだが,これは次回以降に。