Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

将棋のトレーニング

長男は,とりあえず毎日飽きもせずいつも将棋盤に向かっている。


私自身,どうやったら強くなれるのかわからないから,こうしろ,ああしろ,ということは言わないので,本人の好きなようにさせている。以前,先生に「何か家でやらせたほうがよいでしょうか」と聞いたところ,「まだ5歳(当時)なので,とりあえず,駒に触れさせておけば大丈夫です」と言われたことでもあるし。


そこで,備忘録を兼ねて,家で長男が何をやっているのか書き起こしてみると,

  • 棋譜並べ
  • 一人勝負
  • 録画したNHK杯将棋トーナメントの再生
  • 私との対戦


だいたい上記4つぐらいのことに集約されるように思う。


1番目は,プロ棋士などの対局結果を盤上に再現して並べるというもの。以前は,棋譜は新聞(日経夕刊には王座戦が掲載されている)からしか得られなかったので,毎日切り抜いてノートに貼ったものを毎日毎日繰り返して並べていた。この作業は,今でもやっているが,最近になって,将棋世界(月刊誌,日本将棋連盟),NHK将棋講座テキストを買うようになってからは,棋譜情報も充実し,やることに事欠かなくなってきている。そのほかにも,図書館で,過去の名人戦竜王戦7番勝負の本を借りてきたり,さらには500局ほどの棋譜を収録した過去の将棋年鑑などを借りてきて,喜々として並べている。そこから何を感じ取っているのかはよくわからないが,自分が気に入った対局については,初手から投了まで,棋譜を見ないで並べられるらしい。私から見れば,レベルが高すぎる棋譜を並べても,理解不能なので,効果があるのかどうか疑問なのだけれど。


2番目は,一人で先手後手をもって全力で戦うというもの。本人によれば,どちらかに肩入れするわけでもなく,真剣にやっている。ただただ対戦するだけでは飽きるらしく,先手はプロ棋士の誰それで,後手は誰それで,と勝手に指名してなりきってやり,さらには仮想トーナメント戦などを組んでいる(プロ棋士の名前を漢字で書かされるので,そのおかげで私も多数のプロ棋士の名前を覚えてしまった)。もっとも,各棋士の棋風まで理解しているわけでもなく,真似ているわけではないが。


3番目は,1番目とやっていることは同じ。だいたい毎週録画しているが,早送りしながら2回ぐらい見ている。


4番目は,以前からこのブログに書いているとおりである。月に20から30局ほど対局するが,最近では感想戦も含めると1局30分近くかかるようになってきた。


たまに詰め将棋を解いたりしている。ただ,1つの問題につきせいぜい2,3分しか考えないので,7手詰めぐらいが今のところの限界みたいだ。


まあ,もう少し大きくなって強くなってくれば,先生から注文も出てくるだろうから,それまでは本人の好きなようにやらせればよいかなと思う。