Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

運動会2008

先週土曜日に,長男・次男の通う保育園の運動会が開催された。


事情により,妻が参加できなかったのと,子どもが二人いるので,私の出番は多かった。


まず,かけっこ。


1歳児の場合,ゴールラインで親が手を広げて待つ。まだ次男は歩き始めて間もないだけに,果たしてゴールまでやってくるのか心配だった。第1レースでスタートすると言われていたのに,ひとりだけ,スタートラインに背を向けて座り込んでいる子どもがいた。案の定,その子が次男だった。急遽,第2レースに回ることになり,保育士さんに背中を押されてスタートした。スタートで出遅れたものの,なんとかゴール。


長男は,最終学年で,同じ学年の男子は4人しかいない。その4人が同レースで走るのだが,これが「保育園最強」を決める戦いとなる。「スタートと同時にダッシュせよ」というアドバイスが効いたのか,ダントツで一番からだの大きい子がスタートで出遅れたのが響いたのか,みごと1位でゴールした。


長男との親子競技。


何が行われるのかよくわからないまま入場したが,なにやらいろいろな道具が持ち込まれてきた。簡単にいうと障害物競走のようだが,不穏なものがいくつかあった。一つは鉄棒。もう一つは,飴喰い競争で使われるような白い粉がたっぷり入った箱。


鉄棒では,子どもは前まわりをして,親は逆上がりをしなくちゃならない,と。入場した親たち全員から「えーっ」の声が上がる。私も逆上がりは,できずに苦労した印象しか残っておらず,少なくとも25年ぐらいは逆上がりをしようとしたことすらない。衆人環視の元で,カッコ悪い姿は見せたくないところ。しかも,


「うーん,逆上がりできないなあ,どうしようかな・・,せめて1回だけでも練習させてくれれば・・」


などとブツブツ言っていたら,横から長男が「やる前からそんなこといってちゃダメでしょ」と叱咤される始末。次々と順番に親子がスタートしていくが,大半のお父さんはクルリと逆上がりをやってのける。私たち親子はアンカーなので,待っている間に緊張が高まる。


案ずるより生むが易しというか,鉄棒をつかんで,エイヤとやれば,難なくグルッと回れてホッとした。


その後の飴喰いのシーン。顔さえ粉の中に突っ込めれば難易度は高くないのだが,すでにその箱の中には,10人以上,顔を突っ込んでる・・と思うと,抵抗感がある。


とにもかくにも長男にとって最後の運動会だったが,いろいろと思い出深いシーンがあり,充実した1日であった。