Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

弐段

日本将棋連盟から封書が届いた。


そういえば,先日「将棋世界」10月号の「永世名人認定」を応募したのだった。通常,将棋雑誌には級・段位認定問題がついていて,その回答を応募し,一定数のポイントが溜まると級・段位を認定してくれる,という企画が用意されている。


そのような企画の場合,通常,結果が出るまで数ヶ月かかるため,今までやったことはなかった。今回の企画は特別で,中原・谷川・森内・羽生の四永世名人が各5問ずつ,計20問の問題を出し,それをすべて回答することで,一発で級・段位を認定してくれることになっている。長男はこれまでこれらの認定を受けたことがないので(もちろん私も),一度,やってみようということになった(応募用紙には私が代筆した)。


私が見たところ,20問中,確実に「これだ」とわかるのは,せいぜい,3から4問。「たぶん,これかな」と言えるのも3から4問。あとはさっぱりわからない。長男もだいたい似たようなところだった。わからない問題は,空欄で出したものもあるが,適当に書いて出したものもあった。


その結果,題記のとおり「弐段」の免状推薦状が届いた。これには驚いた。せいぜい3級ぐらいかな,と思ったからだ。ただ,嬉しいというよりは,ホントかなあというのが実感で,まだ長男は道場で初段,弐段と認定されている人には勝てないし,先生には「早く初段ぐらいになろうね」と言われているぐらいだから,今回のは「たまたま」といったところだろう。


正答が同封されていたが,どこが合っててどこが間違っていたのかはわからない。長男の記憶によると,6問正解していたらしい。20分の6で弐段になるとは,どういう仕組になっているのか,よくわからない。


ちなみに,「推薦状」が届いただけで,正式に名人らが揮毫した免状を取得するためには申請料を支払って正式に申し込まなければならない。弐段の場合,42000円もする。さすが,名人。当然,今回は見送り。


道場の宮田先生は,きちんと理由を聞いたわけではないが,むやみに子どもたちに級位の認定をなさらない。長男も半年以上通う中で,今まで一度も「君は○級程度の実力だ」などと言われたことがない。そういうわけで,今回の推薦状は長男にとっては,いい励みにはなりそうだ。