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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

名人を夢みて

長男が,森内俊之18世名人に関する本を図書館から借りてきた。


名人を夢みて 森内俊之小伝

名人を夢みて 森内俊之小伝


伝記と自戦記解説から構成されている。長男は後者が目的で借りてきたようだ。


ちょっとおもしろかったのは,将棋を覚えて間もないころの森内少年に関するエピソードで,

それでも将棋が指したい俊之は1人で将棋を指した。その1人将棋は当時のスター棋士のリーグ表を作って行ったという。
(中略)
「・・そうやって将棋を指し,リーグ表に白星や黒星を記入していました。勝手に白黒をつけられた棋士の先生はたまったものではなかったと思うのですが(笑)」


という部分である(26-27頁)。


まったく長男と同じ。違うのは,森内少年が棋士の棋風を意識していたのに対し,長男はまだそのレベルには達していないところである。せいぜい,久保八段や杉本七段なら振り飛車とか,渡辺竜王なら居飛車・・とか,その程度である。


いちおう,一人二役で真剣に考えながら指しているようだが,ひいきの棋士(渡辺竜王や阿久津六段)はなぜかいつも勝つ。