Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

選択が熱い

1年の修習も11ヶ月目だ。最後の2ヶ月は選択型実務修習である。


これは,新制度とともに新たに導入されたもので,全体の8週間を,裁判所・検察庁弁護士会が用意する1週間程度のプログラムを自由にとって修習することになっている。もちろん,応募が多ければ希望どおりに受講はできない。また,何も選択型プログラムを選択しないという期間があってもよく,その期間については,「ホームグラウンド」と呼ばれる弁護修習でお世話になった事務所で,実務修習を行なうことになる。


一部の全国プログラムというものを除いて,修習地ごとにプログラムを選択・受講するので,おそらく,東京がもっとも選択の幅が広いと思う。プログラムにはホントにいろいろあるが,これまでの修習を深化させるタイプのプログラムと,特化型のプログラムがある。前者は,例えば,裁判所の民事通常部に少人数で配属されて,民事裁判修習の時よりインテンシブな指導を受けるというものであるし,後者は,例えば,離島で法律相談を行う,といったものである。


私の場合は,最初の3週間のみ,上記の分類で行くと「特化型」のプログラムを選択し,残りはホームグラウンドでお世話になる予定である。


現在は,第2週なので,選択型プログラムも2つ目。これまでのところ,どちらも「大当たり」かなと感じていて,集合修習や,実務修習のときよりも面白い。今は弁護士会の提供する倒産実務を受講しているが,毎日,事件の現場に出向き,その事件を担当されている業界の有名な先生方の話を聞かせてもらえるのはありがたい。