知人の赤ん坊を見たときに,もっともよく使われる言葉は,「かわいい」だと思うが,その次に使われるのが,「○○に似てますね」じゃないかと思う。
まあ,他人の子どもを見たときに,ふつうは,そんなに色んな感情が湧いてくるわけでもないし,かといって,「かわいい」だけでは芸がないし,それ以上の会話が続きにくい。
その点,「パパに似てますね」とか,「ママ似だなあ」などという言葉は便利だ。言われた親としても,「そうかなあ?」「よく言われます」とか,「目は似てると言われるけど,口元は・・」などと,会話が発展しやすい。
あり得るパターンとしては,「パパに似てますね」「ママに似てますね」「どっちにも似てるね」「どっちにも似てないね」の4つ。ちゃんとカウントしていないが,わが家の場合,長男についても,次男についても,言われた頻度は,上記4つが適度に分布している。まあ,赤ん坊の似てる/似てないっていうのは,わかるようでわからないものだということだ。言うほうも,あいさつ代わりだから,そんなによく考えてるってわけでもないだろうし。
さらに二人目の子になると,「お兄ちゃんにそっくり」または「兄弟ながら,けっこう違う顔だねえ」という2種類の反応が加わる。組み合わせとしては8通りに増える。これまた,適度に分布している。