Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

玄関先のレース

保育園に迎えに行くと,少し面白い現象が見られる。


うちが預けている保育園では,セキュリティ確保のため,ドアは施錠されており,呼び出し音を鳴らすと,ガラス越しに保育士さんが保護者であることを確認して,開錠してくれる。6時から7時ごろにかけて,お迎えのピークが来て,ひと組ずつ子どもたちが親とともに帰っていく。


やはり,子どもとしては,玄関で「ピンポーン」となると,自分のママ(orパパ)か?と期待するようで,ピンポーンと鳴らすと,何人かの子どもたちがダダッと玄関が見える位置まで走ってくる姿が外から見える。そこで,自分の親でない,と気づくと,くるりときびすを返して元いた場所に戻っていく。そしてまた数分後にピンポーンとなると,ダダッと走り出す,というのを繰り返す。


3歳児以上になると,遊びに夢中になっている姿が目立つし,また,親が迎えに来る時間をだいたいわかっているようになると,そのような行動はとらず,主に玄関に向かって走ってくるのは1歳児,2歳児である。


こういう現象を見ると,「迎えに来るのが遅くなるとガッカリする回数が増えるし,だんだんいっしょにダッシュするともだちも減ってきて心細くなるものかな?」と心配してしまう。しかし,「ピンポーン→ダッシュ」という現象はあまり悲壮感があふれる様子も見られないし,子どもは何といっても順応性が高いから,それほど気にしてるわけでもなさそうだ(うちも最近では,迎えに行ってもむしろ帰りたがらないケースが増えてきたし)。