しばらく子育てネタが続いたので，法科大学院生活の話を。
今日，コンパがあって，はじめて多くの人とお話をした。
今年から合流した既修者の多くが口をそろえていっていたことは，
「未修者恐るべし」
というようなことだった。未修者上がりを目の前にして悪いことは言わないものだろうが，以前からちまたで言われていた「未修者やばい。100年たっても追いつけない。新司法試験は全員不合格」みたいなことからすると，やや意外だった。
彼ら（彼女ら）がそう話すことの心当たりはある。授業中の発言は確かに未修者上がりの人たちもしっかり答えていて，今年から合流した既修者がそうでもないときがある。その反応からそう感じたのだろう。
しかし，これは慣れの問題だと思う。未修者は昨年からそれなりに授業中に指名されて発言する経験を積んでいるし，年齢的にも人前での発言に慣れた人も多い。思えば，昨年の４月，５月頃はやはり多くの人が知識不足もあってマゴマゴするシーンが（自分も含めて）多かった。
さらに，先生ごとの特徴もある程度つかんでいて，資料を読む際の勘所や，質問パターンが無意識のうちにインプットされているから，それほど意外なことを聞かれている印象が少ない。こうしたことからも落ち着いて答えている人が多いのではないか。
まあ，これからは同条件で勉強するのだから，既修者だ，未修者だ，などというマスでの比較はもはや意味がないので，とにかくお互いにいい刺激を受けながら勉強できれば，と思う。
