Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

日経新聞「ビジネス弁護士の実像(下)」とあれこれ

自分のことが日経新聞の法務面(月曜)に載ったということを書くのもどうかと思うけれど,一生に一度あるかどうかということで・・


1月20日付けの日経新聞の「ビジネス弁護士の実像」という特集で,私を取り上げていただいた。1月初旬に取材を受けたものだ。

http://www.nikkei.com/article/DGKDZO65547090Z10C14A1TCJ000/


そのときに喋った内容に加え,「なんで弁護士になったのかっていうのは,ブログに書いてますから」と取材後にURL*1を送った内容がたされているけれど(笑


取材を受けたときは,まさかここに載るとは思っておらず,思いのほか大きく取り上げていただいて,月曜朝に自分が一番驚いた。


たまたま自分は知り合いを通じて声をかけてもらったものの,私以外にも新司法試験世代では,新しい領域開拓,実務経験に基づく業務,あるいは積極的なマーケティングなど,意欲的に活動している人は多い。なので,常に「自分も頑張らなくては」という意識の元,少し背伸びをしながらやってきた。


自慢できるとすれば,今,自分がやろうとしていること,やっていることは,10年前にロースクールに行こうと思ったときにやろうと考えていたところからブレていないということ。受験中も実務に就いたら何をしようか,ということを考えないときはなかったし,それが受験勉強の原動力になっていたことは間違いない。


やっぱり,法律雑誌や,ネットの媒体に書いた時などと違って,日刊紙の影響は大きく,その日は朝からいろんな人から「見ましたよ」という連絡をもらった。特に,クライアントの方々からの反応は多く,あの記事が掲載されたことを喜んでくれたこと自体が私にとって嬉しいことだった。


ただし,これから先は,ますますプレッシャーがかかる。


話は変わって,21日は,同期(61期)で知財関係を取り扱っている弁護士が集まった。お互い,何人かは知っているけど,全員は知らない,でも,名前は雑誌などで見て知っている,みたいなメンバーが9人。大手事務所とブティック系,社会人出身とフレッシュマン,技術系とコンテンツ系など,ほどよく分散していた。


みんなロースクール初年度で,意識高いというか,「こうしたい」「これがやりたい」「このままではいけない」という思いが強く,かなり熱い。今はいろいろと暗い話題が多い業界の中で,これだけ前向きで意欲の高い会話をしたのは久しぶり。互いの事務所事情も知ることができ,これ以上ないくらい有意義な会合だった。

*1:ほか全7回の回想エントリ