Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

ブログ2013を振り返る

あけましておめでとうございます。当ブログを本年もよろしくお願いします。


2013年は,おそらく過去もっとも更新回数が少なかったと思われる。41回。週1回のペースを下回った。


他方で,別館ブログのIT・システム判例メモについては43件の判例をアップしており,おそらく初めて投稿数で逆転した。ページビューは,まだこちらのほうが多い。ただし,実務においても別館ブログのほうを見たよ,という声をかけてくださる方も地味ながら増えてきている。


別館ブログは,判例検索をしているうちにたまたま見つけたものや,定期的に一定の検索ワードで落としているものから移動中などに読んだものを読みながらテキストファイルを開いてまとめているだけで,かなりまとめ方は粗いし,ときに不正確だったりもするが,執筆,セミナー準備の際など,自分の備忘録としてかなり役に立っている。どうせ自分用のメモに残すのならば,公開してみようということから4年前に初めて,とうとう収録判例数は127件になった。システム開発関連の裁判例搭載数としてはおそらく日本一だと思う。


元旦の橋詰さんのツイートで,

というのがあり,なるほどなと感じた。もちろん,プロとして書く場合には,良質なコンテンツを提供する必要がありつつも,自己満足として書くのであれば,プライベートのことも含め,頻度を保つことも重要であり,かつ,そのことが「なりたい自分」になるための要素のひとつになると。


最後に,2013年,アクセスが多かったエントリを紹介する。


こうしてみると,時事ネタがほとんどなく,自分が書きたくなるような事件・事故があまりなかったとみるべきか,リアルタイムに情報発信することを怠ったとみるべきか。


第10位 司法通達事務センター
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131130/1385776840

くだらない詐欺(の可能性が高い)スパムを紹介したもの。そういえば,電凸するつもりが忘れていた。


第9位 インハウスローヤー増えて事務所の弁護士減る?
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131125/1385391390

IT企業インハウスローヤー5名によるパネルディスカッションの司会を務めたときの印象をまとめたエントリ。


第8位 会社勤務時代(1)−(7)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131002/1380722542
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131013/1381662081
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131027/1382881851
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131111/1384096980
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131114/1384435550
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131207/1386405119
http://d.hatena.ne.jp/redips/20131219/1387382042

昨年10月から12月にかけてネタ切れを補うために書いた会社員時代の8年間を振り返ったもの。激務のシステム開発から,ロースクールへ行こうと思った経緯を割と細かく書いた。もっともアクセスが多かったエントリが8位だったため,まとめて8位にランクインさせた。


第7位 エクスターンシップ生を受け入れた
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130914/1379124577

ただの日常を書いただけだが,意外に多くのアクセスがあった。自分自身が受け入れたのは初めてだが,毎年違う人を見ていると,本人の姿勢,実力で事務所からの印象は大きく変わるものだなと感じる。


第6位 奨励会試験上・中・下・終
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130823/1377188153
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130823/1377264815
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130824/1377348393
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130826/1377528004

4回に分けて書いていて,いくつか上位にランクインしているが,ここでまとめて1つとして紹介。


第5位 社会人からロースクールへ進むというキャリア(4)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20120112/1326379220

約2年前に書いたもの。完全に「やめたほうがいい」という論調で書いているが,正直なところ,今はまた揺れている。もちろん,ロースクール制度がうまく機能していないことは認めるが,社会人から法曹になるという道がなくなったわけではなく,逆に今はチャンスかもしれないと思っている(このあたりは同(5)として書きたい)。


第4位 ソクラテス・メソッド
http://d.hatena.ne.jp/redips/20070605/1181046867

6年以上前のエントリだが,「ソクラテス・メソッド」でググると上位に表示されるので毎年多くのアクセスがある。中身がしょぼすぎるのでもはや恥ずかしいのだけれど。しかし,否定的なイメージは今も変わらず。


第3位 平成25年司法試験合格発表を受けて
http://d.hatena.ne.jp/redips/20130910/1378822500

毎年司法試験ネタを書くと比較的アクセスが多い。特に有意義なことが書いてあるわけではないが。受験直後に書いたものとしては,プロフィール欄に主要エントリをまとめているので,そちらも参考に。


第2位 システム開発契約における「瑕疵」の解釈・定義
http://d.hatena.ne.jp/redips/20121023/1350925818

2012年のエントリだが,「瑕疵」「システム開発」「契約」などのキーワードでヒットした関係で,アクセス数が伸びた。こうしてみると,ブログというメディアは,FBやTwのようなフローの要素だけでなく,ストックの要素もあるのだなと思う。


第1位 著作権帰属に関する契約書の記載方法
http://d.hatena.ne.jp/redips/20111220/1324310617

これも2位と同じ理由で,割と検索エンジンにひっかかりやすいので,2011年のエントリだが,昨年も多くのアクセスがあった。