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弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第23回社団戦2日目-part1

かなり間が空いてしまって新鮮味がないが,7/29に社団戦の2日目が行われた。


新チーム「鰻」で,初出場した1日目は,チームが2勝2敗の健闘をみせたが,私自身は4連敗で終わった。チームは5部リーグの16チーム中10位につけている。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20120703/1341326086


なので,2日目の目標は,何とか「初勝利」すること。しかし,この1カ月,実戦もあまりやっていないし,どんよりした気持ちのまま,長男と共に会場に向かった。


前回はメンバーギリギリ7人だったが,今回は,オヤジ6人,助っ人少年2人が集まったので,1人は抜け番となる。私は初戦に抜け番となった。自分が対局しなくてよいというのは気楽でよい。チームの対局のほか,久しぶりに長男の対局もじっくり眺めることができた。ただ,チームは残念ながら2-5で敗戦。


2局目,いよいよ私も指すことになった(後手)。初日が出ない中では,だれでも強そうに見える。相矢倉から重たい将棋となったが,中盤の小競り合いから徐々に不利になり,そのまま見せ場を作ることもなく寄り切られた。チームも負け。


3局目,相手は中学生?のチーム。私の相手は見たこともない戦法で,しかもノータイムで指してくる。ずっと手損を繰り返しながら駒の往復運動をしてくる。なんだか挑発されているような気がして,しばらく我慢していたが,こちらから仕掛けた。


しかし,これが作戦だったのかどうかはわからないが,よく考えないまま指したのが悪く,あっという間に敗勢となった。このとき,まだこちらも20分以上時間を残し,相手も27分くらい残っていた。そのまま数分考えて投了。これまでの敗戦の中でもっとも内容が悪く,このまま帰りたくなった。チームは惜しいところで敗れ,3-4で3連敗。


嫌な気分のまま2日目の最終戦,4局目を迎える。相手は6人しか来ていないので,3勝すれば勝てる。私の後手。初手▲7六歩に対しては,だいたい△8四歩とするようにしているが,なんとなく△3四歩としたら,横歩取り模様となった。


しかし,相手は横歩を取らず15手目に▲2六飛と引いた。さらに,▲7五歩を伸ばして,ひねり飛車にしてきた。もちろん実戦の経験もなく,まったく動作してよいかわからず,動揺した。


そして相手は石田流に組んで第1図(後手が手前)。



ここから▲6四歩,△同歩,▲7四歩と仕掛けられ,これを取らずに△6三金と応じ,以下,▲7三歩成,△同銀と盛り上がる作戦に。再び先手は▲6五歩と,角のさばきを狙ってきたが,△7五歩,▲同角,△7四歩,▲9七角と固めてから,△2二玉と,玉を角筋からそらして入城(第2図)。



このあたりは,悪くなっていないとは思っていたが,どう対応してよいかわからず,タラタラと汗が流れる(実際,かなり会場は暑い)。


そのまま▲6四歩,△同銀とさらに銀を前に出して,飛車を圧迫したところ,▲6五銀とぶつけられたが,交換に応じず,△7五銀と前に出た。▲5六飛と回られて,銀や飛車がさばかれそうになった(第3図)



(長くなってきたので,つづく)