Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

小遣い

4年生になる長男には,まだ決まった小遣いを渡していない。


とりあえず,蒲田に行ったりするときなど1000円渡して(席料は700-800円),「残りは好きなもの買っていいから」と,言うのだが,特に使った形跡はない。将棋さえ指してれば,あまり物欲はなさそうだ。ときどきコインパーキングで小銭が足りないときなど「おい,100円あと2枚持ってないか?」などと聞いて,取り戻してたりする(笑


話は変わって,連休前半に東北に行った際,特に行程を決めていなかったので,田舎の国道沿いにある公園に立ち寄った。GWだというのに,人はあまりおらず,次男がバッテリーカー(パトカーなどの形状をした車で,100円入れると,2-3分電動でノロノロと動くもの)に夢中になった。長男は,4年生にもなって遊ぶにはちょっと・・と初めは遠慮していたが,すぐに「おれも乗る」と言ってきた。2台しかないバッテリーカーだったが,ほかの客もおらず,兄弟で独占状態となった。


どちらかのクルマが止まると,タタっと走ってきて「100円ちょーだい」と言いに来る。「これが最後だぞ」と言いながらも,嬉しそうに兄弟でグルグルと乗り回す姿を見てると「まぁ,100円なんだし」と甘くなる。気付いたら1000円を軽く超えるだけ遊んでいた。(次男に至っては,旅行で一番楽しかったのが,ここでパトカー運転したこと・・だったようだ)


その日の夜,東京に戻ったら,長男が私に100円玉を1枚渡してきた。「何,これ?」「あのときクルマ,たくさん乗りすぎたから,少し払う」と。結局受け取らなかったが,まだ月々の小遣いを渡すには早いかな,と思った。