Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

ものの名前

今日は雨で延期が続いた長男の小学校の運動会だったが,その話題は置いといて,先日,ちらっと見た国語のテストについて。


今,そのテストは私の手元にないので,記憶があいまいなのだが,品詞の勉強をしているらしい。3−5行くらいの短い文章を提示して,「ものの名前を表わす言葉を選んで書きなさい」みたいな設問だった。


例えば,「すいか」「学校」などの名詞を選ばせようとするのが題意だと思われるが,ひとつ×がついていた。×がついていたのは「遊び」。


うーん,「遊び」も名詞のはずだよな,と思って,文章を読んでみると「遊びました。」という部分を発見。確かに,動詞の一部を取り出して名詞扱いさせるのは反則ということか。


で,正解として欄外に赤エンピツで書いてあったが「ぼく」。代名詞もありなのか。というより,「ぼく」は「ものの名前」なのか?


民法上は,「物」とは有体物をいう(85条)。その他の法律上も一部の例外*1を除き,「物」は有体物をいう。そして,法律上は「人」と「物」は区別される。問題文は「もの」なので「物」とは違うし,そんなことを言っても仕方がない。


自分は,高校を卒業するまで,ずっと国語が苦手だったが,こういうところが感覚的に合わなかったのかもしれない。

*1:刑法における電気,特許法におけるプログラムなどは例外といえるか。