Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

第8回詰将棋解答選手権

昨年に続いて,詰将棋解答選手権に親子で出場した。


今回は,私と長男が,初級戦(1〜5手詰め6問,40分)。長男だけは,一般戦(5〜15手詰め6問,60分)にダブルエントリ。


ここ数カ月,私は,詰将棋の師匠(鰻王師匠)から,通信講座を受けていたので,師匠に成果を見せるためにも,最低限昨年の成績(4問)は超えなければならない。


(昨年のようす)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20100403/1270283447


全国各地で同時に行われたが,東京では初級戦には40名ほどが出場した。馴染みの将棋キッズも何人かちらほら。


「はじめ」の合図で問題を見てみると,明らかに昨年より簡単そう。1問目,2問目は文字通り秒殺できた。3問目を考えているときに,最初の退出者が出る(同じ正答数の場合,所要時間が短いほうが順位が上になる。)。このとき5分。そして3問目を解き終えたころに,前の席に座っていた長男が退出(7分)。


やはり,昨年と比べて明らかに難易度が下がったようだ。次々と退出者が現れる。おそらく10分少々で5問正解できたと思ったが,6問目にかなりてこずる。最終手が8七金になることは,ほぼ当たりがついていたが,なかなかその形に導けない。その間にも,どんどん会場からは人が減って行き,「最後の一人になってしまうのではないか?」とジワジワ焦り始める。


もう5問正解で諦めて,少しでも順位を上げるために,さっさと6問目を諦めて出ようか,などと考え始めた。しかし,私の斜め前で,同じく鰻王師匠門下の将棋パパが座っていて,背中から湯気が出ている雰囲気が伝わってくるので,勝手に「よし,彼より先に全問終わらせて出るぞ!」と闘争心を燃やす。


その結果,難関の6問目の正解手順が見えて,27分で退出。私が退出したときには,もうあと10人くらいしか残っていなかったので,全問正解しつつも,かなり順位が悪いことを覚悟する。


すぐに採点がなされ,全参加者(東京会場)の得点,順位が公表される。よく見ると,早々に提出した人にも不正解がちょくちょくあったようで,結果的に,全問正解者は16人。その中のタイム差で長男は2位(7分),私は13位(27分)と,親子そろって予想外の大健闘だった。


難易度が下がったとはいえ,全問正解できたのは,鰻王師匠の指導の成果であることは間違いない。この場を借りて感謝します。


私は,続いて行われる一般戦に出る気力も棋力もないので,終わるのを控室で待っていた。さすがに一般戦は途中退出者が少なかった。長男は最後まで出てこなかった。


一般戦は,参加52名中,全問正解者は8名。長男は6問中4問正解で,21位だった。問題を一通り見たが,私が出ていたらおそらく0点だっただろう。


半日がかりのイベントで,親子そろって真剣勝負を楽しめた。来年からもまたぜひ参加したい。本選手権の企画・運営関係者の方々にも,この場を借りて感謝します。