先日,前職,前々職の先輩と,久しぶりに夜中に飲んだ時のこと。
その先輩は,私がロースクールに行く(かもしれない)ことを最初に打ち明けた人であり,ロースクール在学中に一緒に飲んだ時には一切の飲み代(ときにはタクシー代まで)をおごってくれた恩人の一人である。
思うように仕事の足抜けができなさそうな状況のときには,別のプロジェクトから急きょワンポイントでヘルプで入ってくれた。ロースクール入学直後の数カ月は,夕方ころ,私が仕事に合流し,そのまま夜中まで机を並べて仕事をした。
さて,先日,久しぶりに(といっても半年も経っていないか?)飲んで,それぞれの近況を簡単に報告し合ったのち,
「それって,(ロースクールに)行く前からやりたかったことなの?ちゃんとやりたいことはやれてるの?」
と問われて,思わず答えに詰まった。
確かに,今の仕事内容に不満はないかもしれないが,行く前から「これがやりたい」と思っていたことかというと,大半はそうではなく,「やってみると意外に面白かった仕事」のほうが多かったりする。
それはそれでよいことだし,やりたいことだけやってる弁護士なんていないのだから,仕方ないのかもしれないが,「やりたいことをやるための営業努力を続けているか」ということについては,目の前の仕事に追われてなかなかできていないので反省。
余裕ができてから,なんて言っていたのでは,一生思ったとおりにはならんのだよなあ,と。