最近，将棋関係者，将棋ファンで話題になっている橋本七段のお店，SHOGI BARに行った。
お店の構造は雑居ビルに入ったスナックなんだが，お酒を飲みながらカウンターをはさんで指導対局が受けられる，というところが最大の特徴。
私が行った日は，オーナー橋本七段が（いつもいるのかな？）いらっしゃって，四枚落ちで一局やっていただいた。その日は，飯島篤也先生もスタッフとしていらっしゃってて，私の対局をチラ見して「（この前より）随分，よくなりましたね」と褒めていただいた。しかし，結果は，無理攻めがたたって負け。まあ，長男でも四枚落ちを卒業したのは最近のことなので，私は当面，四枚落ちか。
他にも，お客さん同士で数局指しているうちに，気づいたら終電ギリギリ。
さて，このSHOGI BAR，将棋の普及とか，ファンサービスという観点からすると，とても素晴らしいアイデアだし，これを実践する橋本七段は，すごいと思う。では，これをプロ棋士の誰もができるかというとそうではない。こういった趣向は，将棋が強ければよいというわけでもなく，お店に行って感じたのは，やっぱり「橋本ワールド」。
「ここは，私の講座（NHK将棋講座。昨年9月まで放送されていた。）を見てれば，ちゃんと受けられますよ。」
など，あの雰囲気，トークがなければ，やっぱりお客さんは喜ばないわけで。さしあたり大人には結構受ける気がする（ただ，女性，子どもはどうか？）。
ひるがえって，宮田先生は，子どもたちへの指導が熱心だし，戸辺先生の教室は，あのキャラクターから老若男女を問わず幅広く人気がある。
やっぱり，人それぞれ個性があり，それぞれの普及活動に熱心だ。そんな個性あるプロ棋士だからこそ，われわれボンクラアマチュアも応援したくなるものである。
