Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

2009を振り返る

こんどは2009を振り返る,将棋編。


1年前はどんな感じだったかな?と,ちょうど1年前のエントリを読み返してみた。

http://d.hatena.ne.jp/redips/20081228/1230472588


2008年は,1月に将棋のルールを覚えて,その年の11月くらいになってJT杯,U-18などの大会にデビューした,という1年間だったようだ。1年前は推定3級くらいだったと思われる。

私との対局

それでも,年の初めのころは,まだ私と平手で指していて,ときどきは勝っていたようだ(平均勝率は1割台)。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090501/1241104310
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090403/1238684842
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090228/1235882441
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090203/1233590455


そして,上記5月1日のエントリを最後に,私と長男との対局記録は途絶える。


最近では「やろう」といっても,「弱くなるからいやだ」とか「先生に『自分より強い人と指しなさい』といわれたから指さない」などといって,相手にされない。たまに指しても,二枚落ちか,飛香落ち。

恵まれた指導

4月に小学校に入ると,平日火曜日を除く毎日,学童を終えて一人でバスに乗って,宮田先生のところへ出かけるようになる。今でも週末を含めると,週5,6日通っているわけだが,強い大人やお兄ちゃん,先生に囲まれて好きな将棋を指すという環境に恵まれている。ほかにも3月からは戸辺先生の教室にツキイチで通い始めたが,こちらも毎月丁寧に指導してもらっている。いい先生に指導してもらう機会が多いのにはありがたい。


確かに,この1年,プロ棋士指導対局してもらう機会が多かった。何といっても一番インパクトがあったのは,


渡辺竜王(8月)
http://d.hatena.ne.jp/redips/20090815/1250347228


その他にも,三浦弘行八段,鈴木大介八段,中田宏樹八段,阿久津主税七段,豊川孝弘七段,佐藤紳哉六段,広瀬章人五段,佐藤天彦五段,村山慈明五段,佐藤慎一四段から指導を受けた(誰か忘れてないかな?)。

昇級,昇段@千駄ヶ谷

私と指さなくなったころ,ゴールデンウィークに初めて千駄ヶ谷連盟道場に足を運んだ。2級で認定され,さらにその日じゅうに1級に昇級した。この日に指した28局というのは,1日の対局数としては最多である。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090505/1241530421


月1,2回ペースで千駄ヶ谷に通うようになる。1級ではしばらく停滞していたが,9月の昇級トーナメントで優勝して,初段になった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090923/1253716721


その後は,勝ったり負けたりで,先ほどのエントリでも書いたように初段後は63勝52敗。二段になるのはまだまだ先(本人は年内になるつもりだったようだが)。12月だけで6回も通ったおかげで,千駄ヶ谷にも親しい友だちができたのはよいことかもしれない。

大会成績

年の前半は,栄光杯がインフルエンザで中止になるなど,大会には出なかったが,6月になって「将棋教室対抗戦」に三軒茶屋の五将として出た。これは,観戦する親も力が入った。ドラゴンカップ(5人の学年合計が20以下)で準優勝,しかも長男は五将というポジションのおかげで8戦全勝という結果がついてきた。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090614/1244987322


次の週には倉敷王将戦の東京都予選(低学年の部)に出る。参加人数は少ないが,かなりレベルの高い大会。13人の決勝トーナメント枠には残ったが,1回戦で負けた。3年生にはとても強い子が多いので,来年は代表争いに絡めるといいなあ(というか,私が倉敷に行きたい)。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090621/1245590353


夏休みは,将棋大会が盛んだが,上野松坂屋の大会(低学年の部)に出た。しかし,こちらは1勝2敗であっけなく予選敗退(5勝通過)。かなりレベルが高かった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090727/1248702967


9月。渋谷の大会(1級から3級の部)に出たが,3勝2敗で終わる。ちょっとピリっとしない。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20090906/1252244486


10月。わずか3人しか出場しなかった赤旗名人目黒地区予選B級(初段から三段)で優勝。大会で初めて賞状をもらった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091003/1254576496


11月と12月は大会ラッシュ。はじめは彩の国小中学生名人戦(二段から2級)。3勝2敗ながら,スイス式の得点の関係でギリギリ8位入賞となった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091103/1257254012


昨年も出たJT杯(低学年の部)。600人出場で,決勝トーナメントだけでも80人くらい出る。決勝トーナメント2つ勝ったけれど,ベスト32どまり。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091122/1258898250


こちらも昨年も出た千代田区将棋大会(小中学生の部)。全部で18人という小さな大会では,二歩による負けという屈辱もあったが,「振り駒」の強運も味方し,三位に滑り込んだ。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091128/1259412048


12月。今年出た大会で,一番印象に残るのは,小学館学年誌杯。1年生の部で優勝し,グランドチャンピオントーナメントでもミラクルが立て続けに起きて3位になるという驚きの結果となった。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091206/1260108425


最後は,U-18将棋スタジアム(小学生有段者の部)。強豪ぞろいの中,健闘したものの,1勝2敗で予選敗退。初段でここのクラスを勝ち残るのは難しい。


http://d.hatena.ne.jp/redips/20091223/1261575026


こうしてみると,大会の引率でかなり振りまわされたのだが,いろんな親御さんたちと仲良くなることができ,将棋を通じた人的ネットワークが広がったのは私にとって大きな収穫である。

来年は

親の立場からは「○○を目指せ」とは言わないように心掛けているが,「二段になるまで千駄ヶ谷に通い詰める」などといわれると,何度も往復させられる身としては「頼むから早く昇段してくれ」という気持ちになる。どうせ二段になったらなったで,「三段になるまで・・」になるだろうが。


せっかくここまで熱を入れてやってきたので,もうしばらく集中して強くなればいいかなあと思う。