Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

NHKスペシャル

あまりテレビは見ないが,めずらしくNHKスペシャルを見た。タイトルは,「子どもの事故は半減できる」である。


日本は先進国の中では,子どもの不慮の事故が多いという。それは事故が起きても,「見ていなかった親が悪い」で済ませてしまっており,原因分析,対策が不十分であることが理由だと考えられている。そこで,子どもの事故を減らすことを目的に作られたプロジェクトが,実際に生じた事故を分析し,対策を要請するまでの流れが紹介された。


見ていて,最初に思い出したのは,1週間前の小さな事故(http://d.hatena.ne.jp/redips/20060306/1141650099)である。幸い,全治5日という医師の診断通り,今はまったく何も問題がないのだが,運が悪いともう少し大きなケガをしていた可能性もある。でも,話を聞く限りでは,保育士さんがきちんと見ていれば防げたようなたぐいのものでもなさそうだからむずかしい。


そして,もう一つ思い出したのは,今から約2年前,息子が1歳になったばかりの頃の,とある事故である。私も妻も,これまで救急車に乗ったことはなかったのだが,息子はそのとき,救急車で病院に運ばれた。そのとき,私は休日出勤で仕事先にいたところだったが,ずいぶん慌てて病院に向かったことを覚えている(ここではその事故について詳しく触れないが,またいつか書くかもしれない)。


外に遊びに行っても,事故が心配だからといって,常に半径1m以内にくっついているわけにもいかない。一方で,何か起きてしまったときのことを考えると,「子どもは野に放つのが一番」などと構えてもいられないなあ,と,いろいろ考えさせられた1時間であった。