Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

連続92日

試験が終わったことによって,途切れた記録がある。それは「連続勉強日数」だ。


仕事をしていたときは,「プロジェクト管理」という役割がメインだった。プロジェクトに与えられた一つの目標に向かって,タスクを細分化し,それぞれのチームや個人にアサインし,与えられた予算の消化状況を見て,作業の進捗を測り,人のモチベーションを考慮しながらコントロールをする。
どこかで遅れが生じれば,人を投入したり,スケジュールを変えたり,プロジェクトの範囲を縮小したりする。仕事を辞める前の最後のプロジェクトでは,成り行き上,メンバーがピーク時には10社ぐらいの混合チームで150人もいて,期間も2年以上に及ぶという案件のリーダーを任されることになってしまった。


「遅れている」「品質が悪い」というのは,なかなか目に見えるものではない。サブリーダーの「順調です」「ちょっと遅れてます」という報告だけをあてにすることもできない。そうすると,できるだけ客観的に,数値で捉えよう,ということになる。


これはお金であれば当然で,予算の消化状況と,当初の予定を比較すればすぐにわかる。作業の進捗については,成果をできるだけ数値で測定できるように,また,成果の量だけでなく効率性を測れるようにすることが重要になる。


話がそれてしまったが,そういう仕事をしていた関係からか,勉強するに際して自分の客観的な状況をつかむために,今年度からいくつかの数値をmesureすることにした。その中の一つの指標が勉強時間だった。厳密に測定したわけではないが,食事や雑談,休憩の時間を除いて記録してみると,意外に勉強時間は長くない。


記録を振り返ってみて,5月の連休中は少し遊んでしまったのだが,5月6日以降,8月5日まで土日も含めて1日も欠かすことなく勉強したことになる。連続92日。まあ,少ない日は1.5時間,という日もあったが。


夏休み期間中はボチボチ遊びの予定もあるので,そうそう毎日連続して勉強することはないが,一流のアスリートたちの,「どんな日でも必ず少しでもトレーニングは欠かしません」というコメントを聞いていると,自分も気合だけは維持していこうかと思う。


さらに蛇足だが,かつて仕事でお客さんの工場に常駐する機会があった。工場の中に消防署があるぐらい大きなところだったが,そこへはじめてお邪魔したとき,入り口近くの大きな掲示板に,

連続無事故:14日

と書いてあった(日数の部分はカードをはりかえる形式になっている)。わずか2週間前に事故があったのか,と驚いたことがある。