ダイヤモンド・オンラインで,ちょっと気になる記事をみかけた。
新規参入は断固阻止!! 保育園業界に巣くう利権の闇
http://diamond.jp/series/closeup/09_11_21_001/
保育園に入れない子どもが増加している。その一方で、保育園の新規開設は遅々として進んでいない。株式会社などによる新規参入に、既存の保育園が政治力まで使い反対してきたからだ。
なかなかセンセーショナルな出だし。
この記事中でも触れられているが,認可保育園の場合は,園庭も立派で,利用料も月額2万円程度。それに対して,わが子を預ける無認可保育園*1の場合,多くは,ビル内で利用料も月額6−7万円。こういうときのために決して安くない住民税を払ってきているのだが,その恩恵を受けることができない。
ここで書かれていることを安易に信ずるわけではないが,なぜこれだけ「少子化対策」「待機児童」の問題が叫ばれているのに,保育園定員が増えないのかがよく理解できなかった。こうした「利権化」も理由の一つになるのだろう。
いずれにせよ,わが家から20メートルしか離れていないところの認可保育園に希望を出し続けながらも通わせることができず,その数倍の保育料を支払って1500メートル離れたところに通わせなければならないという現実。もちろん,距離とお金だけの話ではなく,延長サービスとか,教育の内容など,単純に比較できない面も多い。しかし,いったいどうすればこの事態が解消されるのか。