Footprints

弁護士・伊藤雅浩による仕事・趣味・その他雑多なことを綴るブログ(2005年3月開設)

ミステリーハウス

週末に,近所の児童館が「おばけやしき」になるということで,長男,次男を連れて行った。


地元の小中学生たちが,児童館の部屋を改造して,おばけに扮して,やってくる子どもたちを驚かす,という趣向のイベントである。


長男は,行く道すがら,


「おばけって,おどろかせるだけで,たたいたりしないよね」
「足がないのがホンモノのおばけなんだよね」
「もう4さいだから,おばけはこわくないよ」
「でも,オジ(次男のこと)は赤ちゃんだから,くらいところに行くと泣いちゃうよね」


などと,かなり息巻いていた。もっとも,私は,泣くのは長男で,次男は泣かない,という逆の予想を立てていた。


会場に着くと,我々の前に,小学生女子4人組が入り口の前で怖がっており,逡巡していた。そして,ようやく意を決して入った後に,中から「キャーッ」という奇声が上がると,もう長男の決意は完全に砕かれた。


入り口で固まってしまい,まったく入ろうとしない。職員の方が4人がかりで,「大丈夫だよ,そんなに怖くないよ」などと,なだめても,「かえる」と,泣きべそをかいている。


せっかく来たのに,これじゃあ,つまらない。そこで,顔なじみの職員の方に,次男を抱いていてもらって,長男を抱いて,入ることにした。


まあ,中は,所詮,小学生向けの手作りオバケ屋敷だから,大人が見てもどうということはない。肝心の長男は,爪が肩に食い込みそうなほどガッシリしがみついていて,中にいる間,一度も目を開けなかったようだ。無理やり降ろして歩かせようとしたところ,大暴れする始末。


結果は,私の予想どおりであり,長男にとってはホロ苦のオバケ屋敷デビューであった。